「クモの巣」ソン・ガンホ、キム・ジウン監督と5作目のタッグ「新しい映画への渇きを癒してくれる」

キム・ジウン監督と俳優ソン・ガンホが「クモの巣」を通じて、5度目のタッグを組んだ。

同作は1970年代、撮り終えた映画「クモの巣」の結末さえ撮り直せば傑作になると信じるキム監督(ソン・ガンホ)が検閲や変更内容を理解できない俳優やスタッフなど、狂ってしまいそうな悪条件の中で撮影をゴリ押ししながら起こる出来事を愉快に描いた作品。

1970年代の映画撮影現場を背景に繰り広げられる同作は、“映画”をめぐる人間群像のダイナミックなアンサンブルを予告。傑作を作りたい「クモの巣」の監督キム・ヨル役を演じるソン・ガンホは懐疑と自虐、情熱と才能、現実の悪条件の間で複雑に絡み合う感情をリアルに表現する予定だ。

キム・ジウン監督は「ソン・ガンホという俳優はどんな、どんなセリフを与えても人間的で生き生きとした瞬間を作り出す。一時的に空間を掌握し、凍結させ、また柔軟に解放する。その誰を通じても実現できない僕の映画的ビジョンをすべて表現してくれた」とソン・ガンホに対する厚い信頼を見せた。


ソン・ガンホも「キム・ジウン監督はジャンル的な変奏を通じて、新しい映画に対する渇きを癒してくれる監督。どんなジャンルでも新しい映画の文法、創造力などを彼を通して見ることができ、僕たちを驚かせる。『クワイエット・ファミリー』『反則王』のような、そのときのその卓越した感覚、創造力に最も似ている映画が『クモの巣』ではないかと思う」とキム・ジウン監督との5作目の作品を共にすることになった感想を伝えた。

キム・ジウン監督とソン・ガンホの5作目の映画「クモの巣」は27日に公開される。

 

WOW!Korea提供

2023.09.03