【爽やかなサウンドとは裏腹に現実的な想いをつづる歌詞が最高すぎる。】tripleSの新曲「Girls’ Capitalism」を聴いてみた!


【爽やかなサウンドとは裏腹に現実的な想いをつづる歌詞が最高すぎる。】tripleSの新曲「Girls’ Capitalism」を聴いてみた!

韓国ガールズグループ「tripleS」は、2022年にユニット「Acid Angel from Asia」のアルバム『ACCESS』でデビュー。

彼女たちのグループの特色は、何と言っても「ファンとの一体感」を大事にするグループだということだろう。

所属事務所は「tripleS」を「NFT技術を融合させた世界最初の”ファン参加型アイドル”」と謳っており、『COSMO』と呼ばれる活動曲のリリースや、COSMO内でのObjektの配布、ユニットのメンバー投票などをファンからの投票を経て決定している。

2023年7月時点で16人のメンバーと2つのユニットで構成されているが、メンバーは将来的に24人組と増員していく予定があるという。

今回の新アルバム『LOVElution <ↀ>』も、ファンの投票によってメンバーが決定された。

既に彼女たちのYouTubeチャンネルは170万人近くの登録者数を誇っているが、日本ではあまり知名度がないグループなので、これを機にぜひ知ってほしい。

そんな彼女たちがリリースした、新アルバム『LOVElution <ↀ>』のタイトル曲は「Girls’ Capitalism」。今回は8人によるユニットだ。

個人的には、韓国ガールズグループ「NewJeans」のY2K感とJ-POPにみえるメロディーのキャッチーさ、そしてK-POP独特のリズム感・ノリの良さを合わせた、まさに「良いとこどり」の曲を作ってきたなという感じがする。

1度聴くと、分かる。これは良い曲だ。

サウンドだけを聴くと、楽に聴けるチルサウンドっぽさもあるのだが、歌詞に注目するとかなり「今を生きる少女の現実的すぎる想い」を垣間見ることができる。

ポップの皮を被った、ハードロック感がすごい。静けさのなかにある、闘志とでもいうのか。

「外見や自分を構えるのも重要だけど、それをするには何よりお金が必要だから、自立する力を育てて私だけの未来を作っていく」という歌詞が真っ直ぐリスナーの心に訴えかけてくる。

ファンキーなギターサウンドと明るく伸びやかな歌声で曲全体に爽やかな風を吹かせながら、ど直球に自分の思いを伝えてくる潔さはセンスが良いとしか言いようがない。

さらにMVでは、「Mad Money Club」という資本主義コンセプトをウィットな表現で描きだしていて、これまた独特な世界観が展開されている。

1度聴くと、何度も聴いてしまう新曲を掲げてカムバックした「tripleS」をぜひ覚えていただきたい。

WOW!Korea提供

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2023.08.18