SBS「悪鬼」が竜頭竜尾の結末で幕を下ろし、脚本家キム・ウニがまたも“ジャンルもの”の大家であることを証明した。
29日、「悪鬼」が首都圏世帯12%、全国世帯11.2%で自己最高視聴率を記録し、大団円の幕を下ろした。毎回10%の固定的な視聴率をキープし、マニア層をしっかりとつかんだ「悪鬼」は最終回で同時間帯に放送されたJTBC「キング・ザ・ランド」の視聴率を超え、竜頭竜尾の結末に対する好評を博した。
「悪鬼」は放送前からキム・ウニの韓国型オカルトものの挑戦、女優キム・テリとオ・ジョンセの組み合わせで多くの人の注目を集めた。しかし、キム・ウニの挑戦に懸念を示した人たちも存在。「シグナル」「キングダム」「サイン」などしっかりした叙事詩で大ヒットに成功した作品も多かったが、前作「智異山<チリサン>~君へのシグナル~」の結末に失望した人も多かったからだ。
このように「悪鬼」は放送中も視聴者の好き嫌いが分かれた。馴染みのない学問である「民俗学」が作品の中心を占めただけに、視聴者がこれに関するセリフを理解できなかったり、用語を理解するのが難しかったりしたためだ。また、演出や叙事の展開でルーズさを感じる視聴者も存在した。
しかし、キム・ウニは再び“ジャンルものの大家”として視聴者を魅了。後半部に向かいながら展開されるドンデン返しに視聴者は緊張感を緩めることはできなかった。29日の最終回も怒涛の展開で視聴者の目をくぎ付けにした。
「悪鬼」は視聴者の偏見を克服し、韓国型オカルトものの成功を証明してみせた。“信じて見られる脚本家”、“ジャンルものの大家”キム・ウニの次の作品がさらに注目されるものとみられる。
WOW!Korea提供