「良くも、悪くも、だって母親」女優ラ・ミラン、 ヨンスンに「よくできました」のハンコを 押してあげたい<インタビュー>

「ヨンスンにですか?うーん、まるで豚のお尻にハンコを押してあげるように『よくできました』と言ってあげたいです。こうしてハンコを押すように 、ただ『本当に良く生きました』と言いたいです。」

8日午後、ソウル・カンナム(江南)区のあるカフェで会ったJTBCドラマ「良くも、悪くも、だって母親」の女優ラ・ミランは、劇中で演じたヨンスンにこのように話してあげたいと伝えた。彼女は制作発表会でも言及したように、ヨンスンを演じながら多くの感情と涙を流した。そのため、チン・ヨンスンというキャラクターは彼女にとって特別な存在として位置づけられていた。

ラ・ミランは「こんなにも多事多難で暴風のように吹き荒れる人生の役柄を引き受けるのは容易ではない」とし「これまで引き受けた役割が周辺人物または助演だったが、このように暴風のように吹き荒れる役には魅力があった。このような作品に会うのは簡単ではないので、ただ感謝している」と感想を伝えた。

ただ、ヨンスンの母性愛が理解できなかったという。ラ・ミランは「ヨンスンの母性愛は理解できなかった。ヨンスンも後悔したのではないか「私がこういう怪物を作った」と。誰もがこのような誤った判断、誤った人生を歩んでいくこともある」とし「ヨンスンのような激しい暴風を体験してはいないが、ヨンスンの立場ならどうするかたくさん考えてみた」と説明した。

作品の素材は多少重たいが、視聴率は放送中常に上昇傾向だった。初回放送の視聴率は3.6%(ニールセンコリア基準)だったが、着実に右肩上がりを見せ、10%を突破した。ラ・ミランは、このような視聴者の関心は予想できなかったという。

彼女は「予想できなかったし、最初は約7~8%にはなるだろうと思った」とし「だいたい10話に行く頃に10%を越えたので気分が良かった。視聴者の視聴評は毎日探してコメントも見る」とし、視聴者の関心に対する感謝の意を表した。

母親と一緒に泣いて笑ったカンホ、俳優のイ・ドヒョンにも無限の信頼と感謝を表現したりも。

ラ・ミランは「『ザ・グローリー~輝かしき復讐~』が放送される前に撮影に入ったが、有名になる少し前に一緒にできて助かったと思った」と冗談を言うかと思えば「実はカンホ役が難しいキャラクターだったにもかかわらず、イ・ドヒョン俳優が挑戦する気持ちで『この時でなければできない気がするのでやってみた』と話したことに感心した」と褒め称えた。

続いて「まず俳優の目を見ると、お互いに目を見て演技するんだけど。交感できる瞬間がそれほど多くはない」とし「年齢は別にしてもそのような感情を交わすことができる俳優たちは珍しいのにドヒョンはそれが出来た。とても良かったし、他に何かをする必要がなかった」と付け加えた。

ただ、実際の家族は自分に無関心だと言って笑った。彼女は「私は放任タイプなので息子には4才の時から『あなたの選択はあなたの責任だ』と言っていた」とし「本当に自分でよくやっているので干渉はしない。ちなみにうちの息子はドラマを見ていない。私の家族は私に関心がない」と冗談を言った。

息子には悪い母親なのか良い母親なのかと聞くと、実際に息子に直接聞いてみたという。ラ・ミランは「そうしたら息子が『いいお母さんだ』と言ったので『OK、サンキュー』とクールに応えた。放生する(生き物を放してやること)母親だ」と笑った。

2005年に映画「親切なクムジャさん」でデビューしたラ・ミランにとって、「良くも、悪くも、だって母親」はタイトルロール(作品のタイトルになる役柄)だったという点で格別な作品だ。彼女は「良かったのが主人公が引っ張っていく作品ではないので、さらに良かったようだ」とし「何か長く残りそうな作品が10年に一度は来るというが本当にそのようで、この作品もその一つになるのではないかと思う」として愛着を示した。

「たまに私が昔出た作品がテレビで流れると見るが、見てみると『あの時より今見ると、もっと面白いな』と思うんですよ。そういうわけで、また次に何が大ヒットするかは分からないので、ただ一生懸命に頑張ります」

WOW!Korea提供

2023.06.09