イベントでは、トークだけでなく歌やダンスステージも準備してくれた彼女。以前から好きだったという浜崎あゆみの「Voyage」を、「共に行こう、飽きるほどに」という歌詞にファンへの想いを込めて歌い、ファンを感動させていた。
ブリッジ映像の後には、赤のミニスカートに白シャツのアイドル風な衣装に着替えて登場。ダンサーと共にIVEの「DIVE」と「I AM」のダンスをカバー。ダンスをエネルギッシュかつセクシーにパフォーマンスし、会場を盛り上げた。
彼女は「ドラマ撮影の合間に韓国で練習して、昨日ダンサーさんと初めて合わせたので、ちょっとミスをしてしまったようです・・・」と残念がっていたが、ファンが新しい姿を楽しみにしていると思い準備してくれたそうだ。その思いを聞いて、会場は大きな拍手に包まれた。

今回のイベントは、ファン参加型企画が多く、ゲームコーナーでは抽選で当たったファンがステージに上がってクイズに答える時間も設けられた。「ウンビンに出来るかな？」というクイズでは、初めて聞かせる日本の歌を口ずさんでもらい、それをファンが当てるというもの。しかし、歌も日本語も得意な彼女にとっては安易なクイズだっだようだ。米津玄師の「Lemon」やLiSAの「紅蓮華」といった難しい曲もすんなりと歌い、石川さゆりの「天城越え」までも演歌風に披露し、ファンを驚かせた。
「ジェスチャーゲーム」では、パク・ウンビンがのジェスチャーをファンが回答するもの。苦戦しつつも、司会者のはからいでミッションクリア。パク・ウンビンは回答者にサインを渡してからハグをし、ファンを喜ばせていた。

終始笑顔の絶えない楽しい時間はあっという間に終わりの時間に。ファンから動画のコメント映像が流れ、映像の最後に「パク・ウンビンしか勝たん」という文字が映ると、会場から「ウンビン　サランヘ　forever」と大きな声がパク・ウンビンに届けられた。
ファンからのサプライズに、彼女は目をうるうるさせながらも「ありがとうございます。涙が出そうになったのですが、前回泣いてしまったので今日は泣きません。映像を上手く作ってくれてありがとうございます。ここには伝わりきれないこともあったと思いますが、この一部だけでもしっかりと伝わってきました。本当に感謝していますし、またあまり待たせないように帰ってきたいと思います。『無人島のディーバ』の撮影を無事に終えてまた日本に帰ってくることを期待してほしいです」と笑顔を見せた。
イベントを振り返り、最後のメッセージの時間へ。
彼女は「今回、ここに来たら一つお伝えしたいことがあったのですが、ここに来ると言っていたので来ていると信じています。その方からの手紙を読んで気になることがありました。生きる意味を見いだせなくてつらいというお手紙をくださいました。でも、私のように生きる意味を探すために始めてみるという内容でした。生きる意味を探すことがしんどいならば、これからも私のところに尋ねてきてください。その時の手紙にも、次に会うまでと目標を立ててくださったので、次もまた会いに来てください。そしてまたお互いがしっかりと生きていくということを確認し合えたら素敵だなと思います」と伝え、日本語で「私も一生懸命応援しますから」とエールを送った。
最後は、あいみょんの「GOOD NIGHT BABY」を披露。温かみのあるアコースティックサウンドにのせ、また会おうという思いを込めてファン一人ひとりの心に届けた。歌い終えた彼女は、「また会いましょう！ バイバイみなさーん」とあいさつし、舞台袖近くになるとクルクルとまわりながら退場し、最後まで“不思議ちゃんウンビン”を炸裂。にこやかな笑顔でファンの心を幸せいっぱいに満たした。

取材*Korepo(KOREAREPORTINC)