大ヒットドラマ「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」主演女優パク・ウンビンが、5月26日東京国際フォーラム ホールAにて、2度目の来日イベント「PARK EUN-BIN OFFICIAL FANCLUB”BINGO”1st FAN PARY in JPAN 」を開催した。昨年11月に初めて日本でファンミーティングが開催されてから、約半年ぶりに日本のファンのもとへ戻ってきてくれたパク・ウンビン。イベントではファン参加型のゲームやQ&A、K-POPのカバーダンスといった充実したラインナップでファンとの楽しい時間を過ごした。
昨年11月に行われた初めての来日イベントの時と同じように、会場エントランスにはファンが準備したうさぎ型のスタンドバルーンやバナーなどが置かれ、記念撮影をする列で賑わっていた。会場に入ると、ステージには大きなハートが4つずつ合わさった四つ葉のクローバーのようなオブジェが飾られ、全体的にピンクのライトで照らされたラブリーな装飾。ファンをわくわくさせるようなステージ装飾も相まって、会場はファンの期待感で満ち溢れていた。
開演時間が過ぎると暗転した場内に、軽やかなメロディーが流れる。ファンの視線がステージに集中するなか「はい! みんなー!」とパク・ウンビンの元気な声が聞こえると、ふんわりとしたピンクのドレス姿でステージに登場! 大きな歓声を浴びながら、疾走感のあるバンドサウンドにのせてDAY6の「Time of Our Life」を披露した。ステージを端から端まで行き来し、ペンライトを左右に振ったりスキップをしたりと思いっきり楽しむパク・ウンビンの姿にファンも自然と笑顔に。
幸福感に包まれる中、歌い終わったパク・ウンビンは「はーい! BINGO! お元気でしたか~? こんにちは、パク・ウンビンです。また、会いましたねー。とっても会いたかったですよ。みなさん、やっと声を出せるようになりましたね。皆さんの声を聞きたかったです。お会いできてとーっても嬉しいです。ようこそ、おいでくださいました!」と日本語であいさつし、ファンとの再会を喜んでいた。
日本ファンクラブの設立をお祝いするために、パク・ウンビンの写真がプリントされたケーキが用意されると、ファンから「ファンクラブおめでとう!」という祝福の声が上がった。ファンクラブが設立されたことに、彼女は「ほ~んとにうれしいでーす!」ととびっきりの笑顔。ファンクラブ名の「BINGO」について聞かれると、「BINGOのBINは私の名前の“ビン”と“行く”という意味の“GO”が合わさった言葉です。短く言えば“ウンビンと行こう”という意味です。“ウンビンが進む道を一緒に行く人”という意味が込められています。なので、BINGOはウンビンに来てくれれば良いです」と説明した。今後何をしたいかと聞かれると、彼女は「昨年を起点として今年もお会いできたので、これからは画面を通してだけではなく、こうして私の姿を見せて対面する時間をたくさん設けられればなと思います」とファンの期待を高めるコメント。さらに嬉しいお知らせとして、「第59回百想芸術大賞」テレビ部門の大賞を受賞した話しになると、会場からは大きな拍手が沸き起こった。彼女は「ありがとうございます。私の仲間、味方になってくれるファンの皆さんの前で自慢したかったんです。私、本当に大きな賞をとったよ!」と大興奮。受賞については「演技生活をする中で、いつか叶えたい夢の一つだったのでついにその夢を叶えることができて本当に幸せな瞬間でした」と話し、日本語で「みなさんのおかげでーす!」と親指を立ててファンに感謝の気持ちを伝えた。
「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」以降の次回作についても気になるところ。現在、撮影中という作品について、彼女は「『無人島のディーバ』という作品です。良い作品です(笑)」とシンプルに答えて笑いを誘うと、「どこまでネタバレしていいかがわからないのですが、まだ公式的に発表されていないので、今日いらっしゃった皆さんだけにお伝えするものです。いつか公式から発表されるまで心にとどめておいてほしいです。たぶん、予定が合えば10月中旬にtvN放送局とNetflixの同時に皆さんにお届けします。日本の方々にもリアルタイムでお届けすることができるのでとても嬉しいです」と伝えた。今の段階で話せる情報としては、「無人島に15年間取り残されていた」と「ディーバなので歌を歌うキャラクター?」といったもの。演じてみた感想を聞かれると、彼女は「まだ無人島には行っていない状態です。無人島から帰ってきた後の撮影しかしていません。でも、サバイバルという内容ではありません。実際に15年間女性一人がそこに暮らしていたという点に焦点を置いた作品になったらちょっと怖いドラマになってしまうと思います(笑)。この作品に惹かれて選んだ理由は、これからの広報活動を通して少しずつ皆さんにお届けしていこうと思っています。皆さんの前でこの作品を選んだ理由を話すとすると、皆さんのことを考えるとこの作品を選ばずにはいられなかったものです。皆さんのために選んだ作品とも言えます。その理由は放送されてから確かめてください!」とコメントし、ファンの期待を膨らませた。
また、イベントの前日に日本に着いた彼女は、ずっと行きたいと思っていた「ドン・キホーテ」に行き、ダイアリーを飾るテープを購入したそうだ。ワンフロアに1時間ずつ滞在したいくらい気に入ったと話していた彼女は、日本語で「素晴らしいプレイスですねー」と目を輝かせ、嬉しそうに話す彼女の姿にファンもほっこりしたようだ。
オープニングトークを終えてからは、「ウンビンってどんな人?」というコーナーがスタート。このコーナーではファン参加型企画となっており、パク・ウンビンがどんな人なのかを2択で答えていき、彼女の答えと同じ答えを選んで最後まで残った人にサインがプレゼントされる。最初は「朝食はパン派(A)かご飯派か(B)」という質問。Bを出しているファンが多かったため、「簡単だと思ったのですが・・・パンです!」と答えると、脱落するファンが多かったため、彼女は「本当にショック」とぼそり。パンはシンプルでありながら甘めのパンが好きだそうだ。続いて、「普段の生活は? 朝方(A)か夜型(B)か?」という質問には、夜型と答えた彼女。「朝より夜が好きです。最近は皆さんが送ってくれた手紙を見ています」と伝えた。「寝る時は? パジャマ(A)かジャージ(B)か」では、Aと回答。「ジャージは外出の時に着るものだと思っています」とし、パジャマを着て寝ているとのこと。「タイムマシンがあったら? 過去(A)か未来(B)」という質問にはBと回答。彼女は「行ったことのない未来なので気になります。あと、過去に戻って変えたいものはあるかと問われたらないと答えると思います。なぜなら、今だからこそこうして皆さんに会えたじゃないですか!」と伝え、ファンから大きな拍手が送られた。「どちらを通る? 回転ドア(A)か自動ドア(B)」という質問には、Bと回答。「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」が好きな人にとってはAと答えてほしいところではあったが、「回転ドアは(ドラマで)数百回もまわったので、避けられるのであればしばらくは避けたいです(笑)」と正直にコメントし、ファンの笑いを誘った。
「遊びに行くなら? 海(A)か山(B)」という質問にはAと回答。「山は登るのが大変なので、海の方が良いと思います」と理由を答えるが、「必ずやらなければならないなら? スキューバーダイビング(A)かスカイダイビング(B)」という質問にはBと回答。理由について「深海となると怖いです。実は水が苦手なんです」と説明。司会者に「海と山なら海なんですね」と突っ込まれると、彼女は「私は不思議ちゃんウンビンなのでそういう答えになっちゃいます(笑)。海はいいけど、水は苦手です(笑)」と、ウンビンワールド全開なトークでファンの心を鷲づかみにしていた。
続いて、「ウンビンのすべてを知りたい」のコーナーへ。事前にファンから質問を募集し、その質問に答えていくというものだが、ここでパク・ウンビンが質問者がいる客席に降りて答えていくという。この発表に会場は大興奮! 彼女は質問者がいる場所に行くまでに、一人一人に丁寧に挨拶するように手を振りながら時間をかけて向かっていた。イベントのために有給休暇を取ったとうい韓国のファンのもとへ辿り着くと、ファンはパク・ウンビンを前にして泣き出してしまう。その状況にパク・ウンビンはすかさずハグをして慰めていた。質問は「休暇が取れるなら何をしたい?」というもの。彼女は「日本に来られるならディズニーランドに行ってみたいです。それがダメなら韓国でリゾート地に行って、水遊びをしたいです。水は好きじゃないけど、水遊びはしたいんです(笑)。でもスキューバーダイビングはしたくありません(笑)」と“不思議ちゃんウンビン”全開。
次の質問者の場所にも手を振りながら客席の中を移動。「なんでうさぎが好きなのか?」という質問に、彼女は「可愛いからです。フワフワしています。存在自体がまるまるしてるし、ご飯を食べる時以外は目もくれないところが魅力的だと思います。グルーミングする姿も可愛いんです」と理由を答え、日本語で「ウンニャ、うさぎが好きー!」と「SPYxFAMILY」のアーニャを真似て可愛くコメントし、会場を沸かせた。
「日本食の中で一番好きなものは?」という質問をしたファンも、パク・ウンビンを前にして涙。ハグをして慰めてから、パク・ウンビンは「昨日の夜もルームサービスで食べたのですが、うどん。うどんが好きです。麺が好きなんです。麺の中で細い麺が好きなので、ラーメンも好きですし、うどんも好きです。でもうどんは太麺が好きです」と、またもや“不思議ちゃんウンビン”が炸裂し、ファンをどんどん惹き込んでいった。
「最近覚えた日本語は?」という質問には、「知らんけど」という言葉を言って会場を驚かせることもあった。続いて、日本に留学をしている香港のファンの質問。「留学は楽しいけど時々自信がなくなることがあります。自信を持てるような方法を教えてください」という質問に、「私はつらいときにこういうことを考えます。私たちは地球の大きな歴史から考えると本当に些細な時間を過ごしているんだなと思います。なので、もし不快なことがあったとしてもそれは宇宙のちりに過ぎないと思うんです。でも、生まれてから幸せに後悔無く生きたいじゃないですか。生きていく上で自分がどんな人になっていくかの選択だと思ってください。まわりの人たちに自分のことをどのように記憶して欲しいのかを考えながら選択をしていけばいいと思います」と伝え、「頑張ってね」とファンを励ました。
こうして質問に答えながら質問者のところまで進んでいった彼女。通っていない客席の通路を遠回りしてまでも歩いていき、その姿にファンは歓声を上げながら喜んでいた。
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