SBSの新ドラマ「悪鬼」が強烈な台本リーディング現場を電撃公開した。

6月23日に初放送されるSBS新金土ドラマ「悪鬼（仮題）」(脚本キム・ウニ、演出イ・ジョンリム)は、悪鬼にとりつかれた女とその悪鬼を見える男が疑問の死を暴く韓国型オカルトミステリードラマだ。 昨年11月、本格的な撮影に先立ちイルサン（一山）SBS制作センターで行われた台本リーディング現場にはイ・ジョンリム監督とキム・ウニ作家を筆頭にキム・テリ、オ・ジョンセ、ホン・ギョン、パク・ジヨン、キム・ウォンヘ、イェ・スジョン、そして特別出演するチン・ソンギュまで「信じて見る俳優」たちが参加しウェルメイド韓国型オカルトミステリードラマの始まりを共にした。

喜びをいっぱい抱いて一堂に集まった俳優たちは「元気で楽しくうまくできればうれしい」というキム・テリのあいさつのように和気あいあいとした雰囲気の中で「ファイト」を誓った。 しかし和やかさもつかの間、俳優たちは台本の最初のページを開き、悪鬼がいるドアの外の別世界に足を踏み入れたその瞬間からあっという間にキャラクターにはまった。 目つきから変わり緊張感を徐々に積み上げる俳優たちの熱演は、現場をたちまちキム・ウニ作家が作り出した韓国型オカルトの世界に一変した。

まずキム・リが演じる「ク・サンヨン」は昼にはアルバイトをし、夕方には公務員試験の勉強をするこの時代の熾烈（しれつ）な20代だ。 しかし、受け取ってはならない父親の遺品を受け取り、悪鬼になる。 歴代級の破格演技変身を予告したキム・テリは、厳しい現実でもいつも最善を尽くして走る「ク・サンヨン」と人間の欲望に食い込む「悪鬼」にとりつかれた「ク・サンヨン」の二つの顔を行き来しながら劇的な叙事を導いた。 顔が赤くなって涙を流し、悪鬼の欲望を噴出するなど、実際を彷彿させる演技で張り詰めた緊張感と恐怖を形成し、現場の皆が息を止めて集中するほどだったという。（2ページに続く）