本作で演じたリュ・ソクについて「シナリオにはリュ・ソクについての歴史のようなものが書かれていました。自分とそっくりの父親が地球滅亡前にそれを止めようと、ホワイトハウスやNASAに行ったりするという話があるんですが、結果的になくなりました。だからそこはちょっと残念に思う部分でもあります。リュ・ソクについて説明があったらいいのではないか、こういう人だからこういうセリフがあったらいいのではないかとたくさん話はしましたが、反映してもらえませんでした。皆さんがご覧になった時に、どうしてあんなことをするのかと思うような部分ももう少し理解してもらえると思うんですが、そういう説明なしにパッと始まるので、ちょっと残念ですね」と説明した。
本作の演出を担当したチョ・ウィソク監督とは20年来の親友だという。チョ監督のデビュー作「ひとまず走れ!」から久しぶりに共に作業することになり、うれしかったという。
「実はあの作品の時は、特に親しくはなかったんです。内容自体が、問題児3人の話だったので、監督がなだめてくれながらやっていた撮影で、当時はつらかったと思います」と振り返った。
続けて「それでも撮影をしながら友達になり、長く付き合ってきました。今回の作品を取りながら、あれこれ話をして、リュ・ソクについても語り合ったんですが説明部分はカットされました。その選択は残念ですが、私には監督と久しぶりに撮影をして意味のある楽しいものでした」と明かした。
また「リュ・ソクという人が秩序を守るために難民を排除し、限られた資源の中で酸素も決めていたではないですか。あの人の立場では、それがどうしようもない選択だったのですが、それがまた正当だと言うことはできず、そういう点を考えるとリュ・ソクがかわいそうにも見えるし、寂しそうにも見えます」と伝えた。
一方、ソン・スンホンが出演しているドラマ「配達人 ~終末の救世主~」はNetflixで配信されている。
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