YGを離れて1年ぶりのカムバック!iKONの新曲「U」を聴いてみた!
韓国ボーイズグループ「iKON」は、2015年に韓国でデビューした6人組のアイドルグループ。
2022年にはデビューから所属していたYGエンターテイメントを離れ、今年143エンターテイメントに全員で移籍することを発表した。そんな彼らが事務所移籍後、初のカムバックを迎えた!
約1年ぶりの新曲は、アルバム『TAKE OFF』を引っさげてのカムバック。メンバーのBOBBYとドンヒョクを筆頭にメンバーが作詞・作曲に参加し、さらに全メンバーがプロデューサーとしてアルバム全体のプロデューシングに携わった。これだけでも、今回のカムバックは相当気合が入っていることがわかる。
気合十分の彼らのタイトル曲「U」は、エレキギターや心地よいビートがふんだんに使われた、軽快なサウンドが耳に残るポップなダンス曲。思わず踊りだしてしまうような、リズミカルな曲調が印象的だ。
そして、「僕の頭の中は君の微笑みばっか お気に入りのジャケットを羽織って カメラも調子がよくて 焼けた君の肌や セクシーなその曲線に僕の心臓は高鳴るよ」と顔を赤らめてしまいそうになるロマンティックな歌詞は、聴いているだけで自分が映画のヒロインになった気分になる。この曲を作詞したBOBBYのロマンチックさが垣間見えよう。
彼らが所属していたYGエンターテイメントは、HIP-HOP色の強いサウンドを好む傾向がある。大人気の韓国ガールズグループ「BLACKPINK」や、彼らの先輩でもある韓国ボーイズグループ「BIGBANG」の楽曲を聴けば自ずと理解できるだろう。これまで彼らも自分たちのグループのカラーを守りつつ、HIP-HOP要素が入った楽曲で我々を楽しませてくれた。
もちろんYGエンターテイメントでの彼らもキラキラに輝いていて、素晴らしい曲ばかりだった。そのうえで、今回発売された移籍後初のタイトル曲が、予想だにしなかった軽快なダンス曲で少し驚いた。のびのびとステージパフォーマンスをしている彼らをみると、やりたいことをやりたいようにできている気がして、なんだかとても嬉しく思う。
と思えば、タイトル曲以外曲は先行公開された「Tantara」や「RUM PUM PUM」では「やっぱりYGのDNAは彼らのなかにしっかりと生きているんだな」と再確認できる、バチバチにキメた彼らを曲調や歌詞でたっぷりと堪能できる。
YGエンターテイメントで培ったHIP-HOPサウンド、そしてこれからまた新しいステージに上がった彼らが届けていきたい楽曲。それらがしっかりとこの1つのアルバムに込められた、ステキな作品だと感じた。
WOW!Korea提供