4月28日に開催された百想芸術大賞では、『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』のパク・ウンビンがテレビ部門の大賞を獲得したが、同じく評価が高かったのが『ザ・グローリー~輝かしき復讐~』であり、堂々と3冠に輝いた。
1年間で優れたドラマの証明
『ザ・グローリー~輝かしき復讐~』は百想芸術大賞のテレビ部門で3つの主要な賞を獲得した。
まずは、ナンバーワンのドラマという評価を得た最優秀作品賞、ソン・ヘギョが栄冠に輝いた最優秀女優賞、そして、イム・ジヨンが得た助演女優賞である。
まさに堂々たる3冠であり、『ザ・グローリー~輝かしき復讐~』というドラマがいかにこの1年間で優れたドラマであったかを証明していた。
この物語は、高校時代に本当に辛いいじめを受けたヒロインのムン・ドンウンが、18年後にワル5人組に次々と復讐を果たしていくストーリーだ。
その中でも一番の対決であったのが、ソン・ヘギョの演じたムン・ドンウンとイム・ジヨンが扮したパク・ヨンジンの壮絶な勝負であった。
パク・ヨンジンは気象キャスターとしてテレビでも人気者。人がうらやむ有名人となっていた彼女は、私生活もとてつもないセレブであった。夫は建設会社の社長であり、身の回りはすべて高価なブランド品で飾られている。
火花を散らす場面
パク・ヨンジンは、これほど恵まれた女性はいないと思わせるほどの存在感を持っていた。そんな彼女をずっと狙い続けているのがムン・ドンウンだ。
彼女は18年前のひどいいじめを絶対に忘れない。それゆえ、パク・ヨンジンの生活をすべて調べ尽くし、娘の小学校の担任になるほど用意周到に復讐劇を仕掛けていた。
こうして、ムン・ドンウンとパク・ヨンジンの凄まじい対決が、『ザ・グローリー~輝かしき復讐~』の中心的なテーマになっていく。実際、2人が対峙しながら火花を散らす場面は一番の見どころになっている。
それだけに、ソン・ヘギョとイム・ジヨンが女優として百想芸術大賞を受けたのは本当にタイムリーであった。
何よりも、『ザ・グローリー~輝かしき復讐~』は韓国ドラマ界がたくさん送り出してきた復讐劇の中でも、最高傑作の呼び声が高いドラマとなった。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
画像=Netflix