ある歌謡企画会社A&Rの関係者は「TOMORROW X TOGETHERは多様なジャンルの音楽を掘り下げるのではなく大衆的に解放するという点が国内外の音源チャートで良い成績を収めることができる秘訣としてあげられる」として「特にアルバムごとに着実に英語曲を発表しているが、このおかげでアメリカをはじめとするグローバルファンの反応を得たと見られる」と分析した。
音楽以外の部分では、WeverseやTikTokなどのSNS(社会関係網サービス)を通じてファンとの活発なコミュニケーションを続けている。特に活動期ではない時期にも公式SNSのアカウントに着実に新しい投稿をアップロードするほどファンとのコミュニケーションに止血を注いでいる。TOMORROW X TOGETHERは、他のアイドルのダンスチャレンジも積極的に参加している。心からダンスを楽しみながらチャレンジに臨む姿が他のファンダムにも好感を与えてファン層を拡張している。そのためだろうか。TOMORROW X TOGETHERの公式YouTubeアカウントは昨年12月の第4世代K-POPグループの中で最短期間である満4年で1000万人の登録者を達成した。ショートフォームモバイルビデオプラットフォームTikTokの公式アカウントは、18日基準でフォロワー数が2000万人を突破した。彼らが公開したコンテンツに対する「いいね」の累積数は8億1300万個を超えている。TOMORROW X TOGETHERのTikTokのフォロワーはK-POP男性グループの中でBTSに続いて2番目に多い。
外信はTOMORROW X TOGETHERが「BTSの後光」に期待せず、独自の音楽と叙事詩を通じて自ら成長を成し遂げた点に注目した。アメリカのWマガジン(W Magazine)は「これまで2枚のフルアルバムと5枚のミニアルバムを通じて別れの悲しみから孤独に至るまで青春の危機を伝えた」として、「TOMORROW X TOGETHERは気まぐれな未成年の感情と青春の不安を奇抜な方式で向き合いながら世代を代弁する声となった」と評価した。アメリカの音楽マガジン「デイズド(DAZED)」も「TOMORROW X TOGETHERは、全世界が注目した2019年3月のデビュー以来、着実に成長を重ねて世界制覇を狙うアーティストになった」として「彼らが『第4世代アイドルの代表ランナー』と呼ばれるのには理由がある。彼らは自分たちの活力と若さですでに大きく先駆けている」と評価した。
これ以外にもTOMORROW X TOGETHERは日本のオリコンチャートでも活躍を続けている。ニューアルバム「名前の章:TEMPTATION」が日本のオリコン週間アルバムチャートで1位を占め、海外アーティストでは初めてこのチャートに7枚のアルバムが連続で1位になるという大記録を作った。兄に劣らない弟がいることをTOMORROW X TOGETHERが実態で見せているのだ。ある歌謡界関係者は「BTSの弟グループから始まったTOMORROW X TOGETHERが、今では自分たちの力で新しい歴史を書き換えている」として「このような成長が続くとビルボードのメインシングルチャートのホット100、イギリスのオフィシャルチャートなどでも成果を出すことができるだろう」と予測した。