韓国のバラエティ番組「オ・ウニョンレポート-結婚地獄」では、絶えることなく離婚を要求し続ける妻と、それを毎回拒否する夫が登場した。
合コンで出会ってから結婚までたったの2か月で結婚し、10年目になる夫婦だ。多情多感だった夫の姿に惚れ結婚へとゴールインしたが、妻は結婚直後に消化器系の痛み、顔面麻痺、睡眠障害、呼吸困難、鬱症状等の苦痛から毎日が苦しいと吐露した。病院を転々としどうにかして苦痛から抜け出そうと努力をしたが、病院の答えは毎回“異常なし”。原因がわからない病にもどかしく感じる妻は、結局ムーダンまで行き、痛みの原因を探そうとした。
妻は理由のわからない苦痛の理由に“夫の存在”をあげた。恋愛時代は優しかった夫が、入籍を期に完全に変わってしまい結婚生活ではずっと夫の暴言に傷を受けて来たと話す。「お前もお前の母親のように俺の子供たちを捨てるのか」という言葉は、妻が生きてきた中で聞いた最も侮辱的な言葉だった。夫と顔を合わせるたびにこのような暴言の数々が浮かび上がり苦しいため、離婚を要求し続ける妻。しかし夫は子供たちのためにも離婚はできないときっぱりと言う。終わりのない離婚戦争に終止符をつけたいと「オ・ウニョンレポート-結婚地獄」を訪れた夫婦。彼らのためのオ・ウニョン博士のヒーリングレポートが公開された。
■苦痛を訴える妻を見ても夫は無反応、もう私も疲れたし鈍くもなった。
実際に、撮影中も妻を5年間苦しめた痛みは相変わらずのようにやって来た。家族が集まり食事をしていた中で妻は、胃が痛いと苦痛を訴えた。しかし夫はこのような光景が慣れているかのように、妻の苦痛に無関心な姿をみせる。夫の普通すぎる反応に妻は、家より職場に居る時のほうが心理的に安定すると言い、夫に向けた不快な気持ちを隠すことなく吐露した。離婚はダメだという夫に個部屋だけも使わせて欲しいと言うが、家族が共にする事が重要だと考える夫はそれすらも拒絶するという。次第に声が大きくなっていき喧嘩が極限まで上がっていくと、彼らよりも幼い子供たちが夫婦の中に入り、立ちはだかる形で喧嘩を中断させる。オ・ウニョン博士は繰り返される夫婦の葛藤が子供たちの不安感を組成し集中できない環境を作り上げてしまうと警告した。
続けてオ・ウニョン博士は、妻の苦痛の原因を医学的に説明ができると話し全員を驚かせた。妻が受けている症状は’身体化障害’であるという。身体化障害とは大脳に不均衡ができるとその部位が管掌する身体や臓器に痛み等の様々な症状が誘発される。身体や臓器自体には問題がないため担当医学科に行っても診断を受けるのは難しいと話す。周辺の人たちはこれを仮病だと誤解しもするが実際に痛み等の症状が存在するため、仮病とは 厳然として異なるとし、これまでもどかしかった妻の気持ちを軽くさせた。
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