「コラム」韓国と交流があった土地を訪ねて(第7回/百済寺跡・鬼室神社1)

百済王神社に向かう
京橋駅から15分ほどの乗車時間だ。
この駅で京阪電車の交野線に乗り換え、南に向かうと一つ目の駅が「宮之阪」。高架の駅舎から小高い丘がいくつも見えている。大阪府の東北端に位置するが、起伏が多い土地なのである。
駅を出てから前の通りを左に向かい、一つ目の信号を右に曲がると、そこから曲がりくねった上り坂が始まる。
坂の上からは、下りを利用してスピードをあげた自転車が次々と走ってくる。警戒心が働いて、のんびり歩いていられない。前方を注視しながら坂をのぼっていくと、5分ほどで左側に石畳の階段が見えてきた。

階段の左側には「史蹟 百済寺跡」と書かれた古い石柱が立っている。ゆっくりと階段を上っていく。
静寂の中で、なんとなく時間が止まったかのような錯覚を覚える。
感覚がまどろんでくる。
やがて百済王神社に出た。
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韓国と交流があった土地を訪ねて(第1回/埼玉・高麗1)

韓国と交流があった土地を訪ねて(第2回/埼玉・高麗2)

韓国と交流があった土地を訪ねて(第6回/広島・鞆の浦3)

2023.01.20