Netflixで配信中の『20世紀のキミ』は、主人公となるヒロインの役がキム・ユジョンからハン・ヒュジュにリレーされていく作品だ。俳優の配役がとても魅力的で心がほのぼのとする映画だ。
キャラクターの引き継ぎ
キム・ユジョンが演じる高校生のナ・ボラは、心臓に病気を持っている親友のキム・ヨンドゥの初恋をサポートする。
キム・ヨンドゥが恋したのは同級生のペク・ヒョンジン(パク・ジョンウ)だと錯覚したナ・ボラは、ペク・ヒョンジンの友達だったプン・ウノ(ピョン・ウソク)のほうに胸がときめいていく。
ところが……。
心臓の手術を終えてアメリカから帰ってきたキム・ヨンドゥの話では、彼女の本命はプン・ウノのほうだった。
困り果てたナ・ボラは気持ちをどう整理するのか。
こんな展開から20年後の現在に舞台が移っていくのだが、そのときにナ・ボラが見た「現実」とは?
そういうストーリーの中でナ・ボラを演じるキム・ユジョンとハン・ヒョジュはイメージが本当によく合っている。キャラクターの引き継ぎが見事だった。
また、キム・ヨンドゥを演じているノ・ユンソは、『私たちのブルース』で妊娠した高校生に扮して注目を集めた新進女優だ。
とにかく、素敵な女優の競演が楽しみな映画だ。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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コラム提供:ロコレ