12月20日東京・チームスマイル・豊洲PITにて、4人組ボーイズグループAB6IXが「2022 AB6IX Christmas Party 'Very Merry ABNEW'」を開催した。イベントではクリスマスにちなみゲーム形式でファンにプレゼントを大放出。リラックスした和やかなムードの中、ABNEW(ファンの呼称)との楽しい時間を過ごした。本記事では昼公演をレポートする。
開演時間が過ぎると、クリスマスにぴったりの煌びやかな鈴の音色が会場に響きオープニング映像が流れる。ペンライトの灯りが客席を照らす中、メンバーがステージに登場すると「Sugarcoat」を披露。ソウル、ヒップホップ、R&Bが融合したポップダンスビート、セクシーで甘い歌声のボーカルと落ち着いたトーンのラップで会場を心地良いグルーヴへと包み込んだ。
歌い終えたメンバーは、「メリークリスマス、We are AB6IXでーす!」とクリスマスバージョンであいさつ。ウンは「僕たちの舞台を見てください。めっちゃくちゃクリスマスですよね。たくさん見えますよね」と今回のイベントの舞台装飾を紹介。ステージにはクリスマスツリーにAB6IXの写真やメンバーの手形入りサイン色紙、ビッグサイズのぬいぐるみなどがステージいっぱいに埋め尽くされていた。
ウンは「舞台の上にあるものは、皆さんのために準備したんです。それで、公演しながら皆さんにプレゼントしたいんですよね」と伝えながら、「こっちに僕がたくさん好きな焼酎があります!」と焼酎を持って見せてオープニングからテンション高め。
ウジンは「このプレゼントはほかの誰よりも頑張って他の人よりも特別に応援しているように見える人や僕たちがトークをしている途中途中にプレゼントをするようにします」と説明し、ファンの期待感を高めた。そして、「何よりも大きなプレゼントになる歌を1曲聴いていただきたいと思います。久しぶりに歌う曲を2曲お届けします」と紹介してライブパフォーマンスへ。
ブレスから始まるイントロが印象的なデビュー曲「BREATH」、爽やかなフューチャーベースの「LOVE AIR」を披露。メンバーがステージいっぱいに広がり手で作ったハートを見せたり、メンバー同士肩を組んだりして楽しく歌い、会場を笑顔いっぱいにした。
司会者を迎えてのトークでは、司会者に「皆さんとお会いするのは8月の大阪以来ですが、ぐっと大人になった感じがしますね」と言われると、ウンは「そうですか? 年末だから年を取ったから。いま僕、26.9ですよ。ヤバいですよ、マジで」と、流暢な日本語で受け答え。
デフィが「来年になったら韓国の年齢で23歳です」と言うと、「23歳はまだ赤ちゃんだよ」とウンが少しふてくされた感じでぼそっと答え、ウンが発言する度に会場からは笑いが起きていた。
まずはABNEWへの愛を体と心で表現してほしいという司会者からの無茶ぶりに、ウンが「みなさん、本当に会いたかったよ~!」とジャンプして表現。
デフィは「萌え萌えキュン」と恥ずかしそうに言うと、それに乗ったウンが「おいしくな~れ! おいしくな~れ! 萌え萌えキュン!」と一緒になってはしゃぐ。
ウジンはこの状況を見て「日本に着いてからずっと横でやってたんですよ」と呆れ顔で説明していた。ウジンは「僕たちこういうのたくさんやりましたよね。今回はABNEWの皆さんと息を合わせてやってみたいと思います。ペンライトを持って嬉しい気持ちの分だけ振ってください」と伝えると、客席を照らすペンライトが激しく揺れる。
ウジンは無茶ぶりを上手く交わしつつもファンの応援に感動している様子。ドンヒョンは「日本語の勉強をしています。ABNEWの皆さんが教えてくれた単語もいくつか覚えているのでそのうちの1つを話してみます」と話すと、「ABNEW! 待ってたよ!」と両手で顔を覆って愛嬌を振りまいて、ファンの心をわしづかみにした。
大阪公演が終わってから東南アジアツアーをしていたAB6IX。ウンは「僕たちめっちゃくちゃ忙しくて、『めちゃくちゃ仕事して今年が終わるの?』って思いました」と振り返る。
デフィは「タイに行ってきましたが、来年も計画している都市がたくさんあります」と今後の計画を告知。さらにデフィはU-NEXT独占配信ドラマ「恋愛なんていらない」に出演。
デフィがドラマに出演することについてウンは「最初はデフィさんが演技するのは微妙だなって思いました。やっぱり兄弟だから、キモいわって思ったんですけど(笑)」とぎこちなさを話しつつも、「どんどんめっちゃ上手になって俳優だなって思いました」と絶賛した。
ウンのリズミカルな近況トークを終えてから最初のコーナーへ。「クリスマスフォトを撮ろう」では、ステージ上にセッティングされた撮影スタジオでカメラマンがメンバーを撮影し、その写真をファンにプレゼントするというコーナーが行われた。撮影の準備やコーナーの説明中、ステージ上の飾りを物色する自由人のウジン。そんな彼にウンは「もうコーナー始まったよ! 腹減った?」と突っ込むと会場からは笑いが起きる。準備が整うと、デフィの撮影からスタート。
続いてウジンは、テーマを無視してワニのぬいぐるみを肩に乗せてワイルドな姿を見せつつ、「カワイイ」ではネックレス型キャンディを顔に巻き、「クール」ではソファに座って力強い視線を送ってファンのハートを射抜く。「愛」では、凧を持って無邪気な姿を見せてファンを笑顔にした。
ウンはハートの風船を持って「カワイイ」を表現。「クール」ではなぜかワニのぬいぐるみの胸ぐらを掴んでポーズをし、ソファに座ってからは「半ズボンだからヤバい!」と言いながらも、IVEの「LOVE DIVE」の鏡を見るような振付のポーズをして「愛」を表現して笑いを入れつつも美しい手振りと眼差しでアイドルのプロ意識の高さを見せた。
ドンヒョンは待っている間にファンに何を小物にすれば良いか相談し、トナカイのカチューシャをセレクト。ポーズを決める度にウンが「可愛い~! 顔面国宝!」と声に出し、ファンの気持ちを代弁し賑やかな雰囲気でソロカットは終了。最後は4人一緒に撮影。小物を使ってさまざまなポーズを決めていくが、ウジンだけずっと座ったポーズでほぼ動かなかったものの、メンバーそれぞれの個性溢れる姿でファンの視線を奪った。
コーナーを終えると、AB6IXがABNEWの傘になるという告白が込められた曲「Umbrella」、美しいメロディにエネルギッシュなロックサウンドが調和した曲「Sucker for your love(JP ver)」を披露した。
続いて、AB6IXと大接近できる「AB6IXからABNEWへクリスマスプレゼント」というコーナーへ。ステージ上のプレゼントをゲーム形式でプレゼントする「AB6IX私を見つけて」では、メンバーが客席に降りてお題に合った人を3分以内に連れてくるというもの。
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