左から:中野智行(PaniCrew)、山田恭(円神)、ソンモ(ex 超新星)、松浦司
2023年1月19日(木)~22日(日)六行会ホールにて上演するMUSICAL「リフレインする君の声〜encore 2023〜」。志音役:ソンモ(ex 超新星)、結弦役:山田恭(円神)、黒澤役:松浦司、そして原案・演出の中野智行(PaniCrew)にインタビューを行った。
――お互い初対面の印象は?
松浦:ソンモ君は本当はめっちゃ怖いのかな、、、?と一瞬だけ思いました。山田君は第一印象はクールやったけど、しゃべった瞬間に可愛らしいキャラというか性格なんだなっていうのはすごく感じました。
山田:本当、ソンモさんはまず、カッコイイ。すごいカッコイイって印象ありましたね。
話しやすいですし、お話ししてても優しそうな顔で会話してくれて優しい方だなと。
松浦さんも同じく優しい、、、本当気さくな方だなと。最初から「ウッス~!」みたいな(笑)お兄ちゃん感っていうのが強くありました。
ソンモ:性格まではまだ分からないですけど、今日会って30分くらい経ってから監督さん凄いなと思いました。自分が想像した結弦のイメージと黒澤のイメージにピッタリで。「あ、あの人が結弦だ!」誰かまだ紹介される前にすぐ分かって「この方が結弦ですよね?」ってマネージャーさんに確認しました(笑)後で紹介してもらったら、やっぱり結弦!黒澤!みんな、監督さんの目が正しいなと思うくらいピッタリ似合う2人だと思いました。
――3人のキャスティングの決め手、ポイントはありますか?
中野:ソンモ君とこの作品を一緒に歩けると決まらなかったら、そもそもこの作品はやらなかったぐらいイメージとピッタリだし、実際に初めに会って話したとき、入って来た瞬間の間口の広さがすごく印象的でした。でもこだわってるところはきっちりこだわってる扉はあるんだなっていう。でも、そこをまず扉のいきなり固い扉の部分を見せるんじゃなくて、ふわっと大きな扉が開いた感じがして「あー良かった!」っていうイメージ通りだ!っていう印象が本当にありました。で、山田君は最初に事務所の方から円神さん9人グループなので、最初に山田君を逆に「山田君が良いよ!」と推薦をもらったんです。でも話したこともなかったから、舞台を観に行かせてもらって舞台観に行った時に明らかに光ってました。それで、あの子が良いよね、あの子光ってるよなって思っていたら、事務所の方が「あれが山田君です。」と。「あぁ!!」って、むっちゃキャラクターがハードな舞台だったんですけど、でも、明らかに舞台人としての輝きを持ってるなって。
――絶賛ですね。
中野:安心して、こうやって喋ると柔らかい部分もあって、絶対良いバディになるなって。
この二人の友情物語が歩いていくって想像したときにイケる!としか今思ってないです。
松浦君は過去にも一緒させてもらったりしてたりとか、松浦君自身は大きな舞台とかも結構出てるけど、別の現場でもサイズ的に小さな舞台でも気を抜かず、仕事の大小関わらず自分はプロフェッショナルとしてやるべきことはきっちりやるみたいな、でいてお堅くないというか。たまにいるじゃないですか、「役者とは!」みたいな。良いんですよ!良いんですけど、それは心の内に持っとこうよ。みたいな人もいるんですけど、そういうの全くなくて。自分でストイックさはあるんですけど、周りをそういう意味のギスギス感に引き込まないというか、彼が一番今回のプロデューサーの役に適任だなと思ってました。
――なるほど。そんな経緯があったんですね。
中野:ただ「関西人でプロデューサーの役やねん。」っていうのを最初に言いずらくて、「とにかく俺に力貸して、後から説明するわ。」って言って(笑)
松浦:本当に電話で最初にオファー頂いた時は、ちょっと被ってる計画があったんですけど中野さんから是非って、熱いアプローチされてそれはもう是非!僕も中野さん好きやし、力になれるのであれば、力になりたいです。って気持ちで今回この出演させて頂くことになったので、やっぱりうれしい気持ちと自分なりの持ってる力を出して、是非この作品に力を添えられるようになりたいなと思ってます。
中野:ソンモ君と会って出てくれるってなって、(初めてのソンモと会った)その後「じゃあ、よろしくね。」って言って帰る時にすぐ電話しましたもん。絶対、(松浦君を)捕まえとかないとって。
――ご自身と役柄で似ているところ、共通点はありますか?
山田:性格的には真反対な、穏やかな優しい感じとかなんですけど。
――普段は穏やかじゃないんですか?
山田:そうですね、穏やかって言われたことはないです。
だから、今回すごい嬉しいです。こういう役を出来て。
松浦:なんか、ボケたり、突っ込んだりしてるところは似てたりはすると思うんですけど。
なんだろう、黒澤さんの持ってるどっしりとした安心感みたいなタイプと言われたら、どっちかって言ったら自分もまだ支えてもらったり、普段はされるタイプ。ムードメーカーとかよく言われたりするんですけど、そういう意味では自分には持ってないものも黒澤さんはすごく持ってるなと思って、そういう意味でいくと全く自分足りひんものもあるからこそ演じ甲斐がすごくあるなと思って、支えるキーマンみたいな位置でもあるからこそ、そういうところは今回挑戦してみたい。
ソンモ:志音は口がちょっと悪いかもしれないけど、人柄は悪い人ではないと思うんです。友情もあるし。友達の夢を一緒に叶えてあげたいということは志音は良い人であって暖かい人でもあると思います。でも言葉がちょっと強いとか、独立感が強いかもしれないと思って、、、正直自分も同じだなと思ったんです。特にグループの生活をした時の自分と一緒じゃんと思ったんです。やっぱり、似てるところはほぼ似てるんじゃないかなと思うくらい、昔はいつも無表情・無感情。インタビューの時とか「頑張ります。」で終わる。クールな担当だったんです、(以前は)日本語も喋れなかったし、でも頑張って日本語も喋れるようになって。で、そういうとこも志音というキャラクターと似てるんじゃないかなと思います。
志音も変わってくるじゃないですか、最初めっちゃ悪いじゃん志音一人だけって思うのにそれがどんどん変わっていくじゃないですか、その志音を自分が見ていきたいなと思って頑張りたいなと思いました。
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