「チョン・ウンジ」の1stリメイクアルバム『log』タイトル曲「自分への旅」を聞いてみた!


11月11日に発売された、「チョン・ウンジ」の1stリメイクアルバム『log』タイトル曲「自分への旅」を聞いてみた!

2年3か月ぶりにソロでカムバックした韓国女性歌手「チョン・ウンジ」。

ソロとしての活動を待ち望む声も多かったなか、自身が属している韓国ガールズグループ「Apink」の活動、さらに女優としての活動と、これまで幅広く行ってきた。最近ではドラマ「ブラインド」で主要キャストとして名を連ね、今月の初めに最終回を迎えるなど、忙しい日々を送っているように思う。

そんななか発売されたファン待望のソロアルバムはリメイクアルバムで、韓国内で有名な昔の懐メロを中心に全5曲が収録されている。今回は、そのタイトル曲「自分への旅」をレビューしていきたいと思う。

「自分への旅」は2005年に韓国の男性5人組バンド「Buzz」が発売し、ドラムとベース、そしてエレキギターが強調されたロックテイストの曲である。韓国内で「Buzz」は人気・知名度ともにトップレベルで、特に男性はカラオケに行くと必ず「Buzz」の曲を歌うと言われているほどだ。

そんなこの曲だが、リメイクバージョンは優しいピアノの音とともに「Far away U’re my sunshine We were together 僕は愛よりいい思い出を知ることになるだろう」という出だしから始まる。
ウンジは喋るように歌うのがとても上手いので、スローテンポな曲調がとても良く似合う。イントロ部分はそんな彼女の良さがしっかりと出ていた。

そしてイントロ部分が終わると、急にドラムとギターが強く鳴りだす。イントロのように優しいアレンジで進んでいくのかと思いきや、これまでのウンジの曲にはない激しめのバンドアレンジで進行していった。アレンジはオリジナルとあまりかけ離れ過ぎずに、でも彼女の良さやらしさも出るように、所々楽器の数が少なくなっていたりしているのが聞こえた。

オリジナルがカラオケで友達と一緒に盛り上がる曲なら、リメイクバージョンは友達や恋人とドライブに出かけた時に聴きたい曲だ。太陽に照らされた海を横目に、車を走らせているのが見えるようだった。リメイクバージョンにはオリジナルにはない、爽やかさが感じられた。

「Apink」として活動している時は、コンセプトに合わせて可愛らしく、時にはセクシーな姿を見せてくれていた。だがソロ活動をしている時は、彼女の長所であるどこまでも伸びていく高音、小さな体から出るとんでもない声量、そして優しい歌声が全開に出ているのがとても素敵だ。今回のアルバムも、グループ活動ではあまり見られない彼女のボーカリストとしての長所がしっかりと音楽で表現されていて嬉しかった。

WOW!Korea提供

2022.11.14