死という虚構的な存在をキャラクターとして誕生させたトート役のシン・ソンロク、キム・ジュンス、パク・ウンテ、ノ・ミヌ、イ・ヘジュンも完ぺきに作品に没頭した姿で見る人の熱い反応を得ている。ドラマとバラエティ番組を行き来して大衆的な愛を受けているシン・ソンロク、参加する公演ごとに完売記録を新たに書き替えて興行保証の俳優としての位置を確立したキム・ジュンス、「エリザベート」を通じてミュージカル俳優として第一歩を始めた万能エンターテイナーノ・ミヌ、舞台に対する強い情熱を隠さず、ファンの期待感を満たしたイ・ヘジュンは、頼もしい実力とその人気をもう一度証明した。

ここにエリザベートを暗殺したアナキストであり、観客を劇中に引き込むルキーニ役のイ・ジフンは、近づきがたいカリスマ性で舞台を完成させた。同じ役で出演する爆発的な歌唱力と演技力を兼ね備えたカン・テウと韓国を代表するミュージカル俳優にあげられるパク・ウンテは、舞台と観客席を自由に行き来する多彩な魅力を発散して完ぺきなキャラクターと作品を作り出した。

こうしてエリザベート、トッド、ルキーニの完ぺきな組み合わせと相乗効果、俳優たちの爆発的なカリスマ性は見る人の目と心を奪った。完ぺきに作品に集中した「エリザベート」の俳優たちは、作品の魅力を存分に倍増させると同時に名実ともにベストセラーミュージカルの足場をかためた。
一方、ミュージカル「エリザベート」は11月13日までブルースクエア新韓カードホールで公演される。