「CRAVITY」初心者が、新曲「PARTY ROCK」を聴いてみた


韓国ボーイズグループ「CRAVITY」の新曲「PARTY ROCK」を、CRAVITY初心者のライターが聴いたら完全に沼にハマったので、その感想を書こうと思う。

「CRAVITY」について知っていることといえば、「韓国オーディション番組『PRODUCE101』に出演してた子たちが何人かいた気がする」という程度のもので、具体的なメンバーが誰だったのかも思い出せない。というか、まず何人グループなのか、事務所がどこなのかもあまり分かっていないというCRAVITYファンには申し訳ないくらい情報を持っていない。そんなCRAVITY初心者だが、新曲「PARTY ROCK」でカムバックしたとの噂を聞きつけ、MVを観てみた。

まず、簡単なプロフィールを調査した。
CRAVITYは、2020年4月14日にSTARSHIPエンターテインメントからデビューした、9人組のボーイズグループである。デビュー前には、メンバーのジョンモ、ウォンジン、ミニ、ヒョンジュンが「PRODUCE X 101」にSTARSHIPエンターテインメントの練習生として出演。同年、オーディションに受かったミニとヒョンジュンが「X1」のメンバーとしてデビューしたが、翌年にX1が解散。約2か月後には、「CRAVITY」というグループ名やメンバー発表がなされ、同年デビューした。メンバーはセリム、アレン、ジョンモ、ウビン、ウォンジン、ミニ、ヒョンジュン、テヨン、ソンミンの9人である。
「PRODUCE X 101」を鑑賞済みの筆者は、ジョンモ、ウォンジン、ミニ、ヒョンジュンの4人のことは勿論知っている。ただ、コンセプト評価で披露した曲「Pretty girl」のかわいいイメージが非常に強い。STARSHIPエンターテインメントからデビューしたグループは、「かっこよさ」みたいなものがどこかある印象だが、MVではどうなっているのだろうか。

まず、MVを見た感想としては「圧倒的に曲が良い!」ということ。良い意味で韓国っぽくない。世界でも今の音楽の流行りは、特徴となる1つのフレーズをサビで繰り返すような曲だ。BLACKPINKの「pink venom」のように。だけど、日本でお馴染みのサビは「メロディー」の存在感が凄いという印象がある。今回の新曲「PARTY ROCK」でも、J-POPを聴いた時と同じ印象を抱いた。サビの1フレーズだけが印象に残るというよりかは、サビ全体のメロディーの印象が強く、それもJ-POPが耳に馴染んでいる我々日本人には耳が心地よくてしょうがない。変にアメリカナイズされてないと言えば良いだろうか。

それに加えて、「PRODUCE X 101」出演組の4人の成長に驚いた。あの頃観ていたかわいい少年は、なんとも爽やかな青年に成長していた。あどけなさは今も残っているけど、「成長したんだな」と、どこか親心が出てきてしまう。そして、ちゃんとかっこよくもなっていた。一番の好印象は、まだちゃんとかわいらしさが残っていることだ。彼らのイメージには、やはり「かわいい」が先行してあるぶん、「男性」が前面に出過ぎているとギャップに距離を取りたくなる場合がある。だが、少年から青年へと成長している分だけの“かっこよさ”が衣装や振付で表現されていたので、それも良かった。

曲の感想に戻ると、今のK-POPは世界の音楽市場を見据えているのが基本なので、曲のテーマが新鮮でも、曲の構造としては似たり寄ったりしやすい。その点、この「PARTY ROCK」はある意味で日本っぽい曲に仕上がっているため、K-POPでメロディー重視を感じるこの曲に真新しさを覚えた。ほら書いている最中も、サビのメロディーが繰り返し聞こえてくる。

「We don’t stop, we don’t stop We don’t stop ’til the party’s over Just turn it up して, 目が回るくらい Do it again」

繰り返し、繰り返し、POPな曲が頭に鳴り響いている。
そこはもう「PARTY ROCK」の沼だった。

ということで、「CRAVITY」初心者が、新曲「PARTY ROCK」を聴いてみたら、曲の沼にハマりました。皆さんもぜひ、一度聴いてみてください!

WOW!Korea提供

2022.09.28