<W解説>日韓で活発な、双方のヒットドラマのリメイク版放送

韓国のドラマ・娯楽チャンネルENAチャンネルで先月18日まで放送されたドラマ「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」が、日本や米国など各国からリメイクのオファーが相次いでいるという。

日本ではこれまで数多くの韓国ドラマがリメイクされており、現在、テレビ朝日系では韓国ドラマ「梨泰院クラス」をリメイクした「六本木クラス」が放送中だ。

ソウルでは先月31日から今月2日までコンテンツ見本市「国際放送映像マーケット(BCWW)」が開催された。「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」を制作したエイストーリーは6日、見本市を振り返り「全世界数十か国のメディア・エンターテイメント会社が『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』に関心を持ち、米国や日本、中国、トルコ、フィリピン、ドイツなど数十社から様々なオファーを受けた」と明らかにした。

「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」は、女優パク・ウンビンが演じる自閉スペクトラム症の新人弁護士、ウ・ヨンウが様々な事件を解決し、真の弁護士に成長する物語を描いた。今年6月29日から8月18日までENAチャンネルで放送され、最高視聴率17.5%を記録した。オンライン調査会社PMI PUBLICが15歳以上の男女1000人を対象に行った調査で、同作品は「最もお薦めしたい2022年上半期ドラマ」1位に選ばれた。制作したエイストーリーは続編の可能性を示唆している。

同作品は米動画配信大手のネットフィリックスでも配信され、全世界の視聴時間を基に毎週更新する人気作品リスト「TOP10」でテレビ(非英語)部門1位を通算7回記録した。それだけに世界のエンタメ会社なども同作品に注目。エイストーリーのハン・セミン社長は2日に幕を閉じた「BCWW」を振り返り「『BCWW2022』で最高のブースはエイストーリーであり、最高の話題は『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』だった」と誇った。

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2022.09.13