韓国国内での中東呼吸器症候群(MERS/マーズ)感染拡大で、劇場や公演会場にも影響が及ばないのか、業界が神経を尖らせている。
まだ具体的な対策を用意する程ではないが、事態の推移を非常に注意深く見守っているところだ。映画館、公演界は2009年の新型インフルエンザ流行当時、大変苦労したことがあった。
不特定多数が集まり、1時間以上を共にする映画館や公演会場は伝染病が移りやすく、可能な限り避けたい場所1位に上がるほどだ。
2009年の新型インフルエンザの際は、大多数の公演会場と映画館が手の消毒場所を設け、観客を対象に防疫を実施した。手の消毒が果たして効果があるのか疑う観客を説得させようと、消毒による時間遅延で入場を整理するのに、関係者たちはかなり苦労した。
まだ、正確な感染経路を分からないばかりか、最初の患者管理に不十分さが浮き彫りとなり、不信はさらに増している状況。しかし、現在のところ非常事態だとは判断しておらず、強制的な防疫指針はないと伝えられた。
ある映画館の関係者は「劇場が自主的に判断して防疫を実施することはあるが、まだ推移を見守っている状態」と話した。
WOW!korea提供