【韓国映画特集】『ベイビー・ブローカー』でIU(イ・ジウン)は何を感じたのか

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是枝裕和監督の新作映画『ベイビー・ブローカー』では、IU(イ・ジウン)がとても印象的な演技を披露している。扮したのは母親。まさか、彼女がシングルマザーを演じるというのは意外だった。

初めての母親役
子供を育てられない人が赤ん坊を預けるベイビー・ボックスがテーマになっている『ベイビー・ブローカー』は、登場人物たちが子供を引き取ってくれる親を探す旅をしていく。
怪しいブローカーに扮しているのがソン・ガンホで、その相棒を演じるのがカン・ドンウォンだ。さらに、ブローカーを追う刑事の役がペ・ドゥナとイ・ジュヨンである。
そして、いちばん注目されたのが、赤ん坊の母親を演じるIU(イ・ジウン)である。彼女の存在感がすばらしいのだが、実際はどのように役作りをしたのだろうか。
映画のプロモーションのためのインタビューで、IU(イ・ジウン)は次のように語っている。
「私にとって初めての母親役。しかも未婚の母でした。スクリーンで表現するのに自分が実際経験したことがほとんどなくて緊張しました。また、ベイビー・ボックスについてはそれが何であるかを知るのに調べなければいけませんでした」


さらに、IU(イ・ジウン)はこう答えている。
「シングルマザーという役は慣れ親しんだものではありません。また、シングルマザーに対しても知識がなかったので、お話をしたり、いろんなインタビューやドキュメンタリーを見たりして、ある程度理解することができました。彼女たちが強いこと、でも社会が彼女たちを見下しているということなど、この経験によって私の彼女たちを見る目が変わりました」
果たして、どのように変わったのか。
それは映画を直接見ればわかってくるかもしれない。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)
提供:ロコレhttp://syukakusha.com/

 

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