ソル・ギョング、30年の演技人生「演技は永遠に解けない宿題」(第26回 BIFAN)

また「今回の俳優特別展をするようになってから、演技に対する考えがより深くなったようだ。今後私がどんな役を、どんな作品をやらなければならないか、より深く考えるようになった。演技は永遠に解けないのを知りながらも解いていかなければならない宿題のようだ」と付け加えた。

どんな俳優として記憶されたいかという質問に「ちゃんと年を取っていく俳優になりたい」と答え、長い歳月が過ぎて自分の回顧展を行うことになったら「それでも人生は美しい」という言葉を残したいと語った。

「演技のコツなど永遠に得られることはないだろう」という価値観も明らかにした。ソル・ギョングは「私は"演技"というのは習ったり教えたりできるものではないと思う。属性も要領もコツも無いのが"演技"だ。絶えず自分が没入して、感じながらやるしかない、というのが"演技"だという思いはこれからも変わらないだろう」と伝えた。

今年のBIFANでは、ソル・ギョングの代表作である「ペパーミント・キャンディー」(2000)をはじめ、「カン・チョルジュン 公共の敵1-1」(2008)、「オアシス」(2002)、シルミド(2003)、「監視者たち」(2013)、「名もなき野良犬の輪舞」(2017)、「茲山魚譜 チャサンオボ」(2021)などの7編を上映する。これらはソル・ギョング本人が選定したものだ。

WOW!Korea提供

2022.07.08