【情報】韓国グルメの次なるブレイクメニューは? 辛い物好きが選ぶ辛い&辛くない韓国料理ランキング発表

株式会社リクルートの外食市場に関する調査・研究機関『ホットペッパーグルメ外食総研』は、外食のプロフェッショナルを集め、外食トレンドを発表するための「トレンド座談会」を開催しています。今回は「韓国グルメの次なるブレイクメニュー」について20代~60代の男女1,035人にアンケート調査を実施した結果をレポートします。

■辛い物好きが選ぶ! 食べてみたい辛い韓国料理ランキング発表
『ホットペッパーグルメ外食総研』がピックアップした「辛い韓国料理」18品目の中から、辛い料理が「好き」「どちらかといえば好き」と答えた555人の回答を基にランキングを作成しました。「食べてみたい」が一番多かったのは「チムタック」(53.2%)。チムタックは鶏肉とサツマイモ粉から作る韓国春雨などを煮込んだ料理で、甘辛いタレが後を引くおいしさです。そのほか、手長タコを唐辛子味噌とニンニクで炒めた激辛料理「ナクチポックン」(52.4%)が2位、激辛ソースに漬け込んだ鶏肉を焼いた「プルダック」(47.6%)が4位、豚の背骨とジャガイモを辛く煮込んだ「カムジャタン」(46.7%)が5位に入りました。

(辛い料理が「好き」「どちらかといえば好き」と答えたn=555)

●選択肢
トッポッキ/タッカルビ/チーズタッカルビ/ビビン麺/キムチ/チャンジャ/イカフェ/ナクチポックン/ヤンニョムチキン/ケジャン/チゲ鍋(キムチ鍋)/カムジャタン/スンドゥブチゲ/プデチゲ/ユッケジャン/チムタック/タッパル/プルダック
※アンケート調査時にはそれぞれの品目についての概要説明を記載しています
※「辛い」料理に該当するかどうかは外食総研が判断しています
※「食べてみたい計」は「知っているが食べたことがなく、食べてみたい」「知らなかったが食べてみたい」の合計
※「食べたことがある計」は「食べたことがあり好き」「食べたことはあるが好きではない」の合計

■『ホットペッパーグルメ外食総研』研究員からの解説
外食にも「韓国ブーム」の波! ネクストブレイク韓国料理は…?

2020年ごろから韓国ドラマをきっかけに「第4次韓国ブーム」といわれていますが、外食にも韓国ブームの波が訪れています。そこで今回は夏にぴったりの食べてみたい辛い韓国料理について調査したところ、チムタックが1位、プルダックが4位でした。どちらも2000年代に韓国で大流行しましたが、日本ではまだそれほど知名度が高くないためネクストブレイクが期待されます。
そのほか釜山名物のナクチポックンや韓国国内で専門店も多いというカムジャタンも激辛の中に甘みとうまみのある料理で、日本でもヒットの予感です。
チーズタッカルビブームからはや数年。次に覇権を握る韓国料理は何になるのか、注目です。

「ホットペッパーグルメ外食総研」
上席研究員 有木 真理

■辛くない韓国料理で食べてみたい1位は「パネチキン」
『ホットペッパーグルメ外食総研』がピックアップした「辛くない韓国料理」19品目のうち、「食べてみたい」という回答が一番多かったのは「パネチキン」(47.8%)でした。パネチキンはバゲットの器にたっぷりと注がれたチーズに、トマト風味のフライドチキンを絡めながら食べる料理で、数年前からチーズタッカルビに続くトレンド候補筆頭に挙げられています。ジャージャー麺から韓国で独自に発展した「チャジャンミョン」は2位、韓国ドラマでもおなじみのハニーマスタードソースやスイートチリソースなどをかけて食べる「韓国フライドチキン」(45.6%)は3位でした。

(n=1,035/各単一回答)

●選択肢
サムギョプサル/パネチキン/タッカンマリ/サムゲタン/コムタン/ソルロンタン/プルコギ/ビビンバ/キンパ/チャジャンミョン/チーズハットグ/韓国フライドチキン/ナムル/わかめスープ/チャプチェ/チヂミ/チョレギサラダ/サンナッチ/冷麺
※アンケート調査時にはそれぞれの品目についての概要説明を記載しています
※「辛くない」料理に該当するかどうかは外食総研が判断しています
※「食べてみたい計」は「知っているが食べたことがなく、食べてみたい」「知らなかったが食べてみたい」の合計
※「食べたことがある計」は「食べたことがあり好き」「食べたことはあるが、好きではない」の合計

■『ホットペッパーグルメ外食総研』トレンド座談会とは
シーズンごとに“今”はやりの外食トレンドを発表する、リクルートの外食のプロフェッショナル集団による座談会。アンケート調査や、レストランの現場から“生の声”を聞き、「外食のリアル」を語ります。メンバーは、飲食トレンドの数値化・可視化を行う「ホットペッパーグルメ外食総研」の研究員をはじめ、女子トレンド、高級店トレンドなど、さまざまな分野のスペシャリストで構成されます。

【アンケート調査概要】
■調査時期:2022年3月25日~2022年3月27日
■調査方法:インターネットリサーチ
■調査対象:全国20代~60代男女(株式会社マクロミルの登録モニター)
■有効回答数:1,035件(男性517件、女性518件)

関連記事

2022.06.14