日本の絵本も素晴らしいですが、海外の絵本はいかがですか?
今回ご案内するのは、日本から一番近い海外ともいえる韓国の作品です。映画、音楽、ドラマなど、世界中で大きなムーブメントを巻き起こしている韓国カルチャー。実は絵本の世界でも、韓国の絵本が注目を集めています。
「多様性のある社会をつくろう」「多様性を尊重しよう」──そんなフレーズが日々メディアや企業の広告などを通して耳に入ってくる世の中ですが、今はなかなか海外に出かけて、実際に経験することが難しい状況です。
子どもたちには、この絵本を通じて「日本に近い海外」を感じて、「異文化」を知っていただけたらと思っています。
- 内容紹介
この作品は、韓国を代表する絵本作家のキム・ヨンジンさんが手掛けた2018年に出版されたベストセラー絵本の日本語翻訳本です。
今日は早く帰ると約束したのに、夜遅く帰ってきたお父さん。「どうしてこんなに遅かったの?」眠い目でたずねる子どもたちに、パパは奇想天外な言い訳を聞かせてくます。世界のすべてのお父さんに代わる愉快な言い訳、世界のすべてのお父さんに向けたあたたかい応援のメッセージがこもった絵本です。
●作品紹介動画
- 書籍情報
・書名:パパのかえりがおそいわけ
・さく・え:キム・ヨンジン
・やく:古家正亨/Mina Furuya
・出版社:株式会社岩崎書店
・ISBN:978-4-265-85192-8
・体裁:B4変型判
・定価:1,650円(本体1,500円+税)
・発売日:2022年5月18日
※商品の店着状況により店舗ごとに発売開始日が異なります。
・販売場所:全国書店、ネット書店、他
Amazonhttps:https://www.amazon.co.jp/dp/4265851924/
楽天ブックス:https://books.rakuten.co.jp/rb/17106294/
紀伊國屋書店:https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784265851928
●岩崎書店商品ページ:https://www.iwasakishoten.co.jp/book/b603930.html
- 作者紹介
◆さく・え:キム・ヨンジン
絵本作家。児童文学作家。韓国忠清南道の扶余に生まれる。出版社で絵本のデザイナーとして勤務したのち、本格的な創作活動に入る。多作で知られ、韓国はもちろん台湾でも多くの著作が翻訳出版されている。日本語に翻訳された作品に『うたうホッペくん!』『べんきょうなんてやるもんか!』(いずれもフレーベル館)がある。本書は2018年韓国文化芸術委員会分け合い選定図書、2019年韓国学校司書協会のおすすめ図書に選定。ソウル在住。
◆やく:古家正亨
北海道出身。上智大学大学院文学研究科新聞学専攻博士前期課程修了。大学3年生にラジオDJとしてデビュー。1998年に韓国留学。帰国後、K-POPの魅力を伝える活動をマスメディアを中心に展開。2009年には日本におけるK-POP普及に貢献したとして、韓国政府より文化体育観光部長官褒章を受章。日本で開催される韓流・K-POPイベントのMCとしても知られている。担当番組に『MUSIC LIST-OSTって何?』(BSフジ)、『古家正亨のKスタ学園』(BS12)、『古家正亨のPOP☆A』(NHKラジオ)、『Colors Of Korea』(FM NORTHWAVE)など。著書に『ALL ABOUT K-POP』(ソフトバンク刊)、『Disc Collection K-POP』(シンコーミュージック刊)、『韓国ミュージックビデオ読本』(キネマ旬報社刊)などがある。
◆やく:Mina Furuya
韓国ソウル出身。韓国で最も権威あるシンガーソングライターの登竜門「ユ・ジェハ歌謡祭」でグランプリを受賞。2006年にアルバム『Vanilla Shake』でデビュー。洗練されたメロディと日常を切り取った感性的な詞をピアノ弾き語りをベースとしたサウンドで構築するその世界観は、韓国で特に20代、30代の女性たちから大きな支持を得ている。現在は東京で、幼い子を持つ1人のママとして子育てをしながら、様々な分野でアーティスト活動を展開中。著書に『ホミンの東京ダイアリー』(共同通信社刊)、『やさしい韓国ごはん』(日東書院)、『韓国エンタメ会話帳―大好きなスターに想いを伝えるためにー』(株式会社ゆびさし)など。