20・30世代外国人の60%が、今後3年以内に訪韓旅行するという意向を明らかにしました。イカゲームやBTSなど韓流ブームが訪韓旅行に肯定的な影響を及ぼしたとみられます。
最近、ワクチン接種の海外入国者が隔離義務免除措置などで国際的な観光再開の期待感が高まる状況で出た調査結果であるため、さらに注目を集めています。
文化体育観光部と韓国観光公社は、変化する世界観光市場の中で訪れた潜在的な需要と旅行の傾向などを先制的に把握するため、昨年2次(1次:7.16~25、2次:12.20~31)にわたって「2021潜在訪韓旅行客調査」を実施しました。対象は主要訪韓国家21ヶ国居住の満15歳以上の男女約3万人です。
◆20・30世代のアジア中東地域の居住者、訪韓旅行意向上昇
調査の結果、全回答者のうち生涯海外旅行経験のある回答者は71.7%でした。また今後3年以内(~2024年)に海外旅行の意向があると答えた回答者は72.8%を記録しました。
特に、全体の回答者の19.4%が訪韓旅行の経験があると答えました。注目すべきは、この数値の2.4倍に達する全体の回答者の47%が今後3年以内(~2024年)に訪韓旅行の意向があると答えたものです。訪韓旅行への高い関心を確認できるテーマだといえます。
特に、全体の回答者のうち20代の58.6%、30代の58%が3年以内に訪韓旅行の意向があると答えました。国籍別にはフィリピン(80.4%)、シンガポール(72%)、ベトナム(70.1%)、インドネシア(69.1%)、香港(66.7%)、マレーシア(66.4%)、中国(63.9%)、アラブ首長国連邦(61.6%) 、タイ(61.5%)などアジア・中東地域の居住者が多数を占めました。
ただし、前提条件があります。韓国が新型コロナウィルス感染症(以下、新型コロナ)から安全だとされる時(30.2%)、WHOなど公式機関で新型コロナ終息(28.0%)をしたときに訪韓旅行をすると答えたのです。新型コロナの危険性緩和が、将来の実質的な訪韓旅行の再開において主要な意思決定の要因となることを端的に示しています。
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