韓国のCJグループ子会社、エンターテイメント社であるCJ ENMが共同製作に参加したミュージカル「バック・トゥ・ザ・フューチャー」が、英国の権威ある公演授賞式“Laurence Olivier Award”で最優秀新作ミュージカル作品賞を受賞する快挙を遂げた。CJ ENMが共同プロデュースした別のミュージカル「Moulin Rouge!」は、最優秀衣装design賞を受賞するなど二重の快挙となった。
CJ ENMは、昨年の第74回Tony Awardsでも「Moulin Rouge!」で当年度最多部門受賞を記録したことに続く今回の受賞で、グローバルな影響力を証明したとの評価をされた。
CJ ENMは10日(現地時間)、ロンドンにあるRoyal Albert Hallにて、「“2022年Laurence Olivier Award”’が開催され、共同プロデュースとして参加したミュージカル「バック・トゥ・ザ・フューチャー」が最優秀新作ミュージカル作品賞を受賞した」と伝えた。
新型コロナ感染症拡大の余波により、2年ぶりの開催となった“Laurence Olivier Award”は、英国の演劇、ミュージカル、舞踊等の公演を対象とした英国最高権威の授賞式である。舞台の専門家と観客らによって構成されたパネル陣が受賞作を選定するだけに、作品性と大衆性の全て充足させなければならないという点からも、今回の受賞は意味深いものである。米国のTony Awardsと並ぶ、公演界のアカデミー授賞式と呼ばれている。
1980年代の人気映画を舞台に移した「バック・トゥ・ザ・フューチャー」は、最優秀新作ミュージカル作品賞、音楽賞、主演男優賞、最優秀舞台design賞、最優秀照明design賞、最優秀音響design賞までの総7部門に渡り名を連ね、新作ミュージカル中の最多部門候補となった。
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