SUPER JUNIORキュヒョン、SHINeeのミンホらの「ドキドキインド」、シーズン2は可能だろうか?(総評1)

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放送前から有名アイドルが総出動というキャスティングで話題になったKBS2TVのバラエテキプログラム「ドキドキインド」が終了した。このプログラムは、KBS報道局の特派員に変身して取材に出かけるK-POPスター5人SUPER JUNIORキュヒョン、SHINeeのミンホ、INFINITEのソンギュ、CNBLUEのジョンヒョン、EXOのスホ)の取材記を扱ったプログラムだ。最初からシーズン制を念頭において企画されたという「ドキドキインド」は視聴率が期待に満たず残念な結果を残した。果してシーズン2は可能であろうか?
4度の放送で見えた課題と可能性を考えてみた。

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◆ 視聴率、なぜ2%台に止まったか?

「ドキドキインド」の初回の視聴率は2.8%だった。それ以降も視聴率はよくならず、2回が2.5%、3回が2.2%という結果だった。結果的には下降線をたどったと言える。平日に放送されるバラエティーが、うまくいって5-6%だと計算すれば全く「絶望的」だとは言えないが、アイドルメンバーのあつい人気に比べて低い視聴率であったことは確かだ。また視聴率が低い上に下降線をたどったという点は無視することができない問題だ。
最初このプログラムは、有名アイドルが未知の国インドに旅立ったという点で期待を集めた。旅行をテーマにした観察バラエティーが人気をあつめている時期に、キュヒョン、ミンホ、ジョンヒョン、ソンギュ、スホなど「ホット」なアイドル(それもお互いに親しい)を一堂に集めたという点、その事実ひとつだけとっても悪くない状況を期待するに値した。しかし「取材」と「K-POP」という硬くて公営放送らしい設定が足首を引っ張った。
リアリティーや観察バラエティーは出演者の関係や流れが自然で視聴者の好奇心を引き出す。自然で事実らしい感じを与えるほど楽しさも増加するからだ。「ドキドキインド」では「『K-POP』を知らせるための取材」という具体的な目的があったため、アイドルメンバーはそこに縛られ彼らなりの才能を100%発揮することができなかった。かえって取材という設定を捨てて、「K-POPを知らせる」という大きいミッションを受けてアイドルが自分たちが持った才能を自然に発揮できる姿を見せてくれたら出演者も視聴者も、もっとリラックスして楽しめたはずである。

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◆ 「キュライン」という友情に可能性がある

それにもかかわらず「ドキドキインド」はバラエティープログラムとしての良い可能性を持っていた。一端、ステージの上でばかり見てきたアイドルたちの日常と親しさをうかがうことができたことは新鮮だった。もちろんケーブルなどで様々なチャンネルでアイドルたちを主人公にしたリアルバラエティープログラムを作っている。しかし、「ドキドキインド」は「キュライン」という特定メンバーが団結した「プライベートなグループ」を引き入れ、同じグループではないメンバーどうしが、不慣れな異国で友情を育む様子を見守るという点で好奇心を沸かせた。

取材というミッションに縛られはしたが、その渦中でも5人のメンバーは各々自分なりの個性を発揮した。特にいびきでルームメートの平和な就寝を破壊するが、誰より心強い長男キュヒョン、バラエティーセンスが抜群のソンギュ、多情多感なミンホ、ちょっと抜けているがまじめなスホ、プラス思考のジョンヒョンの5人のメンバーは時間が経つほど各自のキャラクターを現わして良い関係を見せてくれた。

のみならず本物の友情で結ばれてきた者だけが見せてくれる意外なシーンには胸を打たれた。代表的な例が、1日の最終回で見せてくれたミンホとスホの和解シーンだ。この日の放送でミンホはデビューしてふたりの関係が遠くなったスホとの関係をもう一度回復しようと心から謝罪し、スホも同じ思いを伝えて友情を回復した。「キュライン」を引きこんだこのプログラムでなければ、決して見ることのできないシーンであっただろう。

2015.05.02