俳優のチャン・グンソクの母親ジョン某氏が設立した芸能企画会社が法人税付加処分取消を求める行政訴訟1審で敗訴をした。
20日裁判所によると、ソウル行政裁判所行政5部は、株式会社ボムボム(旧Tree J Company)が江南税務署長とソウル地方国税庁長を相手にとった法人税付加処分等の取消請求訴訟を原告敗訴とした判決をした。Tree J Companyはチャン氏を管理する芸能企画会社として母親であるジョン氏が創立者であり最大株主である会社だ。
課税当局は2016年に日本国税庁からTree J Companyが税務上申告漏れをしていると推定される情報を渡され税務調査に出た。その結果2012年に収入額53億8000万ウォン余りの申告漏れをしていたことを把握した。
Tree J Companyは税務調査が始まった直後に漏れた分の金額相当の法人税を自発的に納付したが、当局は不正過少申告加算税を含めた3億2000万ウォン余りを追加で納付するよう指示した。これに対しTree J Companyは、2019年10月に「法人税を逃れる意図なしに単純に課税標準を過少申告したに過ぎないにも関わらず、不正過少申告加算税を追徴するという処分は違法だ」とし行政訴訟を起こした。
裁判部は「原告は、課税官庁が追跡することが困難なジョン氏の海外口座に法人の収益金額を受入れし、その内容を会計帳簿に記載しなかった。それに関する法人税や付加価値税も申告しなかったことで徴税回避が起こった」と判断した。
ボムボムは今回の判決を不服とし控訴した。ジョン氏は総18億ウォン余りの税金漏れの容疑(特定経済犯罪加重処罰法上徴税回避)として不拘束起訴され昨年1月に懲役2年6か月に執行猶予4年、罰金30億ウォンの宣告を受けた。ジョン氏の 刑事事件は1審でそのまま確定された。
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