またAさんは以前、「スノードロップ」に対する自分の立場を明らかにすることに慎重な態度を見せていた。「私の考えはこの辺で終わっておこうと思う。論争は別の論争を生み、反論は別の反論を呼び起こすかもしれないことだからだ」と理由を説明。
続けて「いくら私が客観性を維持して文章を書いたとしても、血が水より濃いことは当然のことかもしれない。だから私はこの論争をここでやめたい、いや、したくない」と伝えた。
「ある程度の葛藤は社会を発展させる原動力になる。しかし度が過ぎる葛藤は社会の分裂を招く。二分法的な論理を越えて私との違いを認め、合理的で理性的な批判で私たちの文化が一層発展し、私たちの認識が成長するきっかけになればと思う」と、「スノードロップ」に対するAさんの立場とした。
Aさんは娘の遺作ともなる「スノードロップ」は、死ぬまで脳裏に焼き付いた作品になるだろうとし、「娘がこの世を去って、いつの間にか3週間という時が流れた。しかし私の時間は娘がいなくなる前の時間で止まっている」と最後に率直な気持ちを明かした。
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