Netflixデートリアリティ番組「脱出おひとり島」を演出したキム・ナヒョンPDは、台本の有無について問われると「恋愛バラエティーで台本は当然あるはずがない。
現場で介入したこともゼロに近い」と答えた。続けて「出演陣に正直に感情を表現してほしいとだけお願いした。現場では規則を守ろうと最善を尽くした」と説明した。またもう一人、演出を担当したキム・ジェウォンPDは「番組が配信されたら評価が多様になるのは当然。私たちが責任を取ることはできないので、介入してはいけないと考えていた。何かをさせてしまったら、収拾がつかなくなるし、そんなに大きな肝ではない」と続けて答えた。
昨年12月18日に配信を開始した「脱出おひとり島」は、カップルになれば脱出できる離れ島の「地獄島」で繰り広げられるリアリティ番組。カップルになった男女はデートのロマンが実現されるホテルのスイートルーム「天国島」でそれぞれの年齢や職業を公開し、1泊2日の交流をする。
公開されて1か月も経たないうちにテレビ番組部門の世界7位を記録し、韓国Netflixバラエティーで最高記録を更新した。無人島と高級ホテルを背景にして繰り広げられるロマンスと、12人12色の多彩な参加者に加え、ホン・ジンギョン、イ・ダヒ、キュヨン(SUPER JUNIOR)、ハンヘというMCが面白さの要素として挙げられる。
「全く期待していなかった」というキム・ジェウォンPDは、「非現実的だ。信じられないし、夢みたいだ。『ドッキリカメラじゃないかな』と思ったりもした」と感想を伝えた。キム・ナヒョンPDは「海外の視聴者が好きな理由を考えてみた。正直な参加者で番組を作ってみたら、見えてくる感情の変化が速かった」と人気の要因を指摘。また「必ず必要な状況でなければテロップを入れなかった。オーディオが聞こえない場合や規則を説明しなければならない場合でなければテロップは入れなかったので、感情がそのまま伝えられたのだと思う」と分析した。
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