そんな中、夕飯時に今度は同ドラマの演出を手掛けたシン・ウォンホ監督がやって来たのも目を引いた。シン・ウォンホ監督といえば、この「応答せよ」シリーズのほか、「刑務所のルールブック」(原題:「賢い監房生活」)、「賢い医師生活」などの「賢い生活」シリーズを大ヒットさせたヒットメーカー。
最近も、「賢い医師生活」の“99ズ”による自給自足ライフ・バラエティ「賢い山村生活」にサプライズゲストとして登場したのが記憶に新しいが、「車輪のついた家3」にもやって来たというわけだ。バラエティのヒットメーカー、ナ・ヨンソクPDも演者の一人であるかのように、よく前面に出てくるが、そういう意味ではシン・ウォンホ監督も負けていない(笑)。
ただ、「賢い山村生活」のときには、シン・ウォンホ監督の顔を見るなり、“99ズ”メンバーたちが駆けつけ、入れ代わり立ち代わりハグをするなど、熱烈な歓迎ぶりだったが、今回の「車輪のついた家3」ではシン・ウォンホ監督が、料理をしているメンバーたちの元に歩みより、自ら来たことを知らせるという、その好対照ぶりが面白かった。
キム・ソンギュンは他のメンバーたちに「監督にちょっと関心を向けて」と言いつつ、監督に「ちょっと待って。今忙しいから(笑)」と説明し、チェ・ムソンとソン・ドンイルも、“来たか”といった感じのそっけないリアクション。思わずシン・ウォンホ監督が「元々、こんなに淡泊なの?」とつっこみ、冗談交じりにあいさつを交わしていたが、長年連れ添った友人感が漂っていた。
それもそのはずだ。チェ・ムソンとソン・ドンイルは「刑務所のルールブック」でも、シン・ウォンホ監督と仕事をしている間柄。そこにはしっかりと信頼関係があるのだ。そのため、ソン・ドンイルはシン・ウォンホ監督とは初対面のコンミョンを呼び、監督にあいさつをさせた。そして、気を利かせて監督に「次の作品に入るとき」と言ったところまではよかったが、「あ~、(コン)ミョンは軍隊に行くんだった」と思い出し、「(軍隊に)行って帰ってきたら、俺がまた正式に紹介してあげるよ。今は知る必要がないな。ごめんごめん」と自己完結してしまい、コンミョンがガックリと肩を落とすという場面も。
その様子が面白く描かれていたが、これで本当にいつか、コンミョンがシン・ウォンホ監督の作品に出演することになったら、ソン・ドンイルのおかげであり、間違いなくこの日がきっかけになるのであろう。そう思うと、今月14日に入隊したコンミョンの除隊後の活動も楽しみだ。
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