そうした中で公開されたビハインドカットは、結末に対する期待と気がかりを精一杯高めさせる。まずささいな感情の起伏も逃さないようにセリフを合わせるハン・ヒョジュ、パク・ヒョンシクの姿が視線をひきつける。ハン・ヒョジュとパク・ヒョンシクは、封鎖の中で混沌とするマンションの中で一筋の光と同じ存在だ。危機を前にしても物怖じすることなく、利己心を表わす人々の間で最後まで直進する2人の活躍は目を見張る。ここに、お互いに必要不可欠な存在になっていく過程は、2人の明日を期待させて応援を呼び集めた。果たして、お互いの気持ちを知って日常の幸福を共に実感できるか、2人が必ず取り戻さなければならない“ハピネス”を、応援したくなる。
ドラマの重要な一つの軸を硬く完成したチョ・ウジンの存在感も、省けない。感染病の事態を解決しなければならない立場にあるハン・テソク(チョ・ウジン扮)は、自身の目的を簡単に他人に明かさない。最悪を防ぐために、極端な選択もいとわないハン・テソク。一つの単語で定義しにくいキャラクターを、完ぺきに見せたチョ・ウジンの底力が光った。真意を知りたい視聴者たちを、勝手気ままに翻弄したチョ・ウジン。撮影の合間には、鋭くなった緊張から解放されて、笑顔を浮かべる彼の姿が温かさを加える。治療剤開発のためのハン・テソクの最後の選択は何なのか。この他にも、危機の中で変化する人物の心理を細かく表現し、感染病の裏の顔を隠さず見せた俳優たちの熱演は、残りの2話でも続く予定だ。
ユン・セボムとチョン・イヒョンの死闘はまだ終わらない。感染病ではない、また別の生存恐怖に陥った101棟の人々はまた、どのように変化するのだろうか。「ハピネス」の制作スタッフは、「感染病事態の混乱を加重させる変数ができる。ユン・セボムとチョン・イヒョン、そしてハン・テソクは無事に生き残って日常の幸福を取り戻せるか見守ってほしい。最後まで予測できない展開があるだろう」と伝えた。
「ハピネス」第15話は、12月10日金曜日夜10時40分からTVINGとtvNで放送される。
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