歌手ユ・スンジュン側、「入隊通知を受け取っていない」と主張…兵務庁「事実と違う」


歌手ユ・スンジュン側が、入営(入隊)通知を受け取ったことは無いという新しい主張を繰り広げた。

18日、ソウル行政法院行政5部審理でユ・スンジュンが、在ロサンゼルス総領事館を相手に提起した、ビザ発給拒否処分取り消し訴訟の3次公判が開かれた。

この日ユ・スンジュン側は、「入営通知が出たと立証する、客観的資料が全くない」とし、「兵務庁に事実照会を申請し、この部分を立証する」と話した。

続けて、「先の訴訟の時は当然通知書を受け取ったと思っていたが、最近所属事務所の社員や親戚たちによると、通知書を受け取ったことは無いと言っている」と加えた。

またユ・スンジュン側は、「アメリカの市民権、永住権者又はアメリカ出身韓国人の芸能人たちが多い」とし、「ジヌション」のショーン、「TURBO」のマイキー、「god」デニー・アン、「Fly to the sky」ブライアンなどを言及した。自由に活動する彼らとは違って、ユ・スンジュンの入国を禁止することは過酷な処置だと主張した。

これだけでなく、「将兵の士気低下と、兵役忌避風潮の拡散の立証が可能なのか疑問だ。実際にそんな風潮が拡散されたと見えない」とし、「むしろ今回の裁判が、当時兵役忌避風潮の中で、話題性を呼び起こし兵役に対する認識を高揚した側面もあった」と主張した。

一方兵務庁は、「今日スティーブ・ユ(ユ・スンジュン)の訴訟代理人が主張した内容は事実とは違う」と伝えた。

続けて「スティーブ・ユは、2001年公益軍務要員として召集予定だったが、本人の個人的な事情で招集を延期した事実がある」とし、「したがってスティーブ・ユ側が主張する事実と違う」と反論した。

ユ・スンジュンは去る1997年にデビューし、「熱情」などのヒット曲を発売し、多くの愛を受けた。しかし2002年アメリカに出国し、アメリカの市民権を取得し兵役忌避疑惑を受けた。

続けて法務部は韓国入国禁止処分を下し、ユ・スンジュンは在外同胞ビザでの入国を希望したが拒否され、2015年に行政訴訟を提起した。昨年3月に最高裁判所で1、2審の判決を覆し勝訴判決を受けた。

以降ユ・スンジュンはビザの発給を申請したが、拒否されたユ・スンジュンは、昨年10月に再びロサンゼルス総領事を相手に、ビザ発給拒否取り消し訴訟を提起した。

ユ・スンジュンの次の公判期日は12月16日だ。

WOW!Korea提供

2021.11.19