歌手でタレントのトニー・アンが心の中の奥深くにしまい込んでいた話を打ち明けた。
29日放送された CHANNEL Aの「オ・ウンギョンのクムチョク相談所」には、トニー・アンが出演して話を交わした。
この日トニー・アンは、「僕が果たして結婚をしてよく暮らせるのかちょっと怖い。 良い夫であり良いパパになることができるだろうか」とし、「そうでなければ、多くの人を不幸にしてしまうのではないか」という悩みから話し始めた。
オ・ウンギョン博士は、「ひとりの人が結婚に対して考える基準のようなものは、経験したことが非常に影響する」と話した。
この言葉にトニー・アンは「両親の影響をたくさん受けた」としながら、「まだ幼かった6歳の頃、両親が離婚をした。 どうして別れることになられたのかまでは覚えていないが、僕は良かったと思った。 両親があまりにケンカするので、それがとてもつらかった」と、父親と母親が毎日ケンカするのが怖かったと打ち明けた。
引き続き「別れると言われた時、それに対してまったく反対をしなかった。 肯定的に受け入れた」と付け加えた。
引き続き「実はお母さんが4人いる。 実母の他に、父が再婚した継母さんが3人いる」と、父親の再婚も明らかにした。 トニー・アンは「そのような青少年時期を体験して『僕もひょっとして』という考えをするようになった」と話し、「父は(新しいお母さんとも)たくさんケンカした。 お酒の影響が大きかった。 お酒を飲むと荒っぽくなるので、できるだけ避けていた。 その時はお酒を飲む父が本当に嫌だった」と、話した。
20代中後半は、死のうかと考えたほどのうつ病を病んだとも打ち明けた。 トニー・アンは「『H.O.T』というグループで大きな名誉と人気を得たが、ソロ活動をしだしてから不安感がおそってき始めた。 僕がやってきたことは何だったのか、チームではとても多くの助力者の助けがあったので成し遂げたことであって、僕はただ運が良かっただけではないかと思った。 僕も何かをやることができる人ということ見せるために事業に執着することになった」と、話した。
だが、制服事業が成功した後にも、虚無感と自己恥辱感が押し寄せて人に会わなくなったと。 トニー・アンは「ある瞬間、ひとりで晩酌しながら鏡を見たがら、自分の姿の中に父の顔が見えた。 お酒を飲んで一人で苦しんで、それを繰り返す自身を見て、父と全く同じではないのか。 家庭を作ってもそうなのではないか。 それに対する恐れが大きい」と、明らかにした。
このようなトニーの話にオ・ウンギョン博士は、「両親が子供を得るということは、とても表現できない程うれしいことであり、大切なことだ。 だが、状況によって事情によって、自分の命を惜しまないほどの愛がよく伝えられない場合もある。 トニーさんのお父さんもそうされたようだ。 そのように見ると、自分自身が宇宙にただ1人だけの人間だという感じがよくわからない」とし、「両親を憎む心が少しあるからといって悪い人ではない。 宇宙に唯一の1人であるトニー・アン。 トニーさんの人生は、お父さんとは同じではない。 人生の経験と経路が違う。 それで到達する地点も違う」と、心から慰労して応援した。