子どもと青少年への暴力撲滅を目指す BTS「LOVE MYSELF」キャンペーン~ 500万ツイート・5,000万エンゲージメントに到達

国連本部に設置された、教育危機を訴える特設展示を訪れたBTS(2021年9月19日撮影)© UNICEF_UN0531087_Haro

【2021年10月6日 ソウル/ニューヨーク発】
ユニセフ(国連児童基金)、レーベルBIGHIT MUSIC、そしてBTSは、「LOVE MYSELF (私自身をまず愛そう)」キャンペーンを通じて、自分自身を愛し、大切にすることについての前向きなメッセージを世界中の国々に届けています。

5日に発表したユニセフの基幹報告書「世界子供白書2021」において、「LOVE MYSELF」が2017年以降、約500万回のツイートと、5,000万回以上のエンゲージメント(リツイート・いいね・返信・コメント)を生み出したことを新たな分析*として伝えています。

BTSは以前より「LOVE MYSELF」キャンペーンについて、「私たちは、若い人たちに手を差し伸べ、彼らの人生や権利を向上させるための手段として『LOVE MYSELF』を始めました。その過程で、私たちも “LOVE MYSELF”、つまり自分自身を愛することに努めてきました。そしてチームとして、また一人ひとりの個人としても、成長したと思います。誰かから受け取った愛が、自分自身を愛する力になるということを、多くの人に感じてもらえたと思います」と語っています。

2017年秋、3,900万人のTwitterフォロワーを持つBTSと、BIGHIT MUSICは、ユニセフと協力して、暴力、虐待、いじめをなくし、世界中の子どもと若者の自尊心と幸福を促進することを共通の目標として掲げました。以来、子どもや若者に対するあらゆる形態の暴力を撲滅することを目指すユニセフの「ENDviolence(暴力をなくそう)」キャンペーンをサポートし、その活動を支援するために、世界中で360万米ドルを調達しています。ニューヨークで開催された国連総会で各国首脳や世界のリーダーたちに向けてスピーチを行いました。また「愛と優しさ(love and kindness)」を呼びかけるユニセフのキャンペーン専用のミュージックビデオをリリースしました。世界中で行っているコンサートツアー会場では専用ブースを設け、暴力やいじめから自分自身や互いを守る方法についての情報を提供しています。

さらに、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、日常生活や教育、レクリエーションの機会が奪われ続けていることで、孤立感や断絶感、フラストレーションを感じている子どもや若者たちの助けになればと、コロナ禍でBTSメンバー自身が感じた困難や不安を共有するとともに、連帯と希望のメッセージを発信しました。

ユニセフの事務局長ヘンリエッタ・フォアは「自尊心とメンタルヘルスを向上させるために、私たちができる最も重要なことの一つは、とにかく会話を始めることです。BTSのみなさんがARMY(BTSのファン)を通じて前向きなメッセージを発信するという画期的な方法は、他に類を見ないものであり、非常に価値のあるものでもあります。私たちは、BTSのみなさんがこの重要な取り組みを主導するために行ったすべての活動と、過去4年間のユニセフへの支援に感謝しています」と述べました。

2021年初め、BTSとBIGHIT MUSICは「LOVE MYSELF」キャンペーンへのコミットメントを新たにし、100万米ドル以上をユニセフに寄付し、さらに「LOVE MYSELF」グッズの販売による収益と、アルバム「LOVE YOURSELF」の売上の一部も寄付しました。

「これからも”LOVE MYSELF”のメッセージが、みなさんの人生を元気づけてくれることを願っています。私たち7人がこのキャンペーンを続けることで、私たちが受け取った素晴らしい愛をお返しし、みなさんに自分自身をより愛することができる力を与えられるなら、光栄に思います。私たちが活動を続け、声を上げ続けることで、人々が幸せと愛を見つけられる手助けをしていきたいと思います」(BTS)

(2ページに続く)

2021.10.06