「1年9ヶ月、何でもないでしょう。多くのことと争って堪えたからそれくらいの時間は何でもないでしょう? 楽しく笑いながらあいさつします。」
JYJキム・ジェジュンは、28日の夕方7時に高麗大学ファジョン体育館で「The beginning of the end」を開催してファンとお別れの場を持った。K-POPの先駆者らしく韓国をはじめ、日本、中国、カナダなど6000人余りのファンが会場をいっぱいに埋めた。ジェジュンに向けた熱い歓声はコンサートが進行される2時間30分の間止まらなかった。
JYJを象徴するレッドが会場を覆った瞬間、ジェジュンがステージに姿を現わし、ファンは天井が抜けるほどの歓声で彼を迎えた。「Mine」でパワフルなパフォーマンスのオープニングしたジェジュンは、「9+1#」,「Let the rhythm flow」,「 Shiny Day」,「Now is good」,「All alone」,「 Living Like a Dream」など甘美なバラードと強烈なロックビートを感じることができるステージを自由自在に行き交ってファンを熱狂させた。
またジェジュンは、デビュー以後11年間休みなしに走り続けた熱情を見せるように「Kiss B」,「Modem Beat」,「光」、「Just Another Girl」,「One Kiss」、「守ってあげる」などおよそ20余曲に近い歌をファンにプレゼントした。またこのコンサートのために準備した新曲を2曲「Breathing」,「Good Morning Night」を最初に公開するなど、ジェジュンの新しい音楽を待って来たファンにとって忘れることができないプレゼントをした。
ジェジュンは「このごろいい天気なのにそれが嫌だ。春を軍隊で送らなければならないから残念だ。 Busker Buskerの『桜エンディング』がたくさん聞こえるのにそんな歌をきく気持ちではない」とセンスあるジョークでで軍入隊を知らせた。
入隊を2日前にしてファンと意味深い時間を過ごすために今度のコンサートを準備したジェジュンは、公演の終わり近くに11年の間自分を守ってくれ、そしてまた21ヶ月という時間を待たなければならないファンに真心からのあいさつをした。
ジェジュンは「ともすれば他の人々より遅く行く。20代の時間を無駄に使わないでみなさんと良い時間と思い出を作った。この時間があったからいまこの場にもいることができると思う。活動に制約もあったし、新しい事務所へ移っても多くの事があった。1年9ヶ月が長い時間だが、『その位?』という気がする。多くのものと争って堪えながら強くなった」と歌手ジェジュンとして生きた20代を振り返った。
アンコール曲で故キム・グァンソクの「30の頃に」を熱唱したジェジュンは「良い出会いがあれば少しの別れも悲しい。私たちが良い出会いだから別れるのが難しい」と言いながら涙ぐんだが結局涙は流さなかった。
ジェジュンは「泣かないつもりだ。軍隊、喜んで行って来る」と語り、ファンは「待ちます。行ってらっしゃい。浮気しないからね」と叫びながら笑ってあいさつを交わした。
ジェジュンは31日に陸軍に現役で入隊する。