第4位はシーズン3のセミファイナル、BOBBY(iKON)の「YGGR # HipHop」。ライブバンドのサウンドとBOBBYの圧巻のラップパフォーマンスで、たった一人でのステージだったが、ステージを縦横無尽に駆け回り、観客を熱狂させたシーンは今でも語り継がれている。
第3位はシーズン5のセミファイナル、ダンサーたちと華やかなステージを披露したBewhYの「Day Day」。第4位はシーズン6のセミファイナル、ヘンジュ(リズムパワー)の「Red Sun(Feat.Swings)」。ヘンジュはサプライズでスタジオに登場し、同曲を歌った後、トークにも参加した。
栄えある1位はシーズン4のセミファイナル、MINOの「FEAR(Feat.TAEYANG)」だった。このステージ中、MINOは客席で観覧していたお父さんのもとに行き、ハグをして深い感動まで届け、さらにレジェンド級のフィーチャリングTAEYANG(BIGBANGのSOL)と熱いステージングを繰り広げ、客席を興奮のるつぼに。このときMINOのプロデュースを務めていたZICOとPaloaltoも目がくぎ付けで、同じ表情で取りつかれたように見ている姿もキャッチされていた。
このシーズン4には、ほかにもRAVI(VIXX)、ジュホン(MONSTA X)、バーノン(SEVENTEEN)ら人気ボーイズグループのメンバーが参加。そんな中、MINOがアイドルラッパーの偏見を破り、見事に準優勝した。
こうして見ると、トップ5に選ばれたのは、全てセミファイナルのステージというのも興味深いところだ。ファイナルを前に、ここで負けてしまうと終わってしまうので、自信のある曲をファイナルまで温存するのではなく、セミファイナルが勝負どころと見て、みんなが自分にとって一番のものを出してくるため、レジェンドステージが生まれやすいようだ。
ちなみに、Paloalto がMINOの「FEAR」の裏話も公開。この曲は歌詞の中に出てくる「アボジ(お父さん)」が印象的だが、その「アボジ」は神様のことらしい。ところが、ファイナルステージのとき、ちょうどMINOのお父さんが観覧に来ていて、その歌詞のとき、タイミングよくお父さんのもとに行って、ハグまでする感動的な雰囲気に包まれていたので、この雰囲気を壊してはいけないと思い、当時は「アボジ」の正体に触れることなく、一人で“違うんだけどなぁ”と笑っていたという。
ともかく、視聴者投票1位に選ばれたMINOはこの結果を受け、「豪華なステージが多かったのに、『FEAR』が1位だなんて本当にありがとうございます。また1位にふさわしい足跡を残せるように頑張ります」とコメント。視聴者に感謝しながら、新シーズン10で初めてプロデューサーを務める意気込みも見せた。今回は記念すべき節目のシーズンでもあり、Mnetはこのような特番まで組んで、本放送まで盛り上げるなど、力の入れ方がいつもとは違うだけに、なおさら新シーズンが楽しみだ。
WOW!Korea提供