慰安婦被害者のストーリー描いた映画「ココスニ」が10月公開へ


「慰安婦」の物語を描いた映画「ココスニ」が10月公開される。映画の公開に先立って「ココスニ」の顔を写したポスターが公開され、 見る者の胸をつまらせた。

今年は1991年8月14日に故キム・ハクスンさんが初めて日本軍「慰安婦」被害の証言をしてから30年の節目を迎える。そこへ「ココスニ」の公開も重なり、いまだに解決されていない日本軍「慰安婦」問題を考える特別な機会となることが期待される。

映画「ココスニ」はミャンマーで発見された朝鮮人「慰安婦」女性20人の捕虜尋問報告書に「ココスニ」と名前を記録された主人公を探し、日本軍「慰安婦」たちの行方を追っていく内容。それを通じて現在も虚偽の主張を続ける人々を告発する、真実追求のドキュメンタリー映画である。

日本によって動員された朝鮮人「慰安婦」は20万人と推定されているが、現在までに韓国政府に登録された韓国人「慰安婦」は240人に留まる。映画はこのように、歴史から、あるいは私たちの記憶から消された数多くの「ココスニ」の存在を想起させる。KBSの番組「時事企画“窓”」製作チームが企画し、同KBSのイ・ソクジェ記者がメガホンを取った。

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2021.08.11