“ 他人の眼に映る私”の影に苦しみ、自分自身を傷つけて憐れみ、時にはその苦しみや痛みに依存して、安らぎすら覚える……。前作に続き気分変調症から抜け出そうともがく著者だったが、無気力感や自傷衝動などに悩まされる。ついには仕事を辞め、入院を考えるようになる……。その間も続いた精神科医との対話と、たどり着いた心のありかた。自分の心の傷に気づき、受け入れられるようになるまでの日々を、正直に、そして痛切につづる。
第13章から始まる、心の記録です。
【目次】
主な内容
私も気づいていなかった、自分の心の傷と向かい合うこと
13章 愛されたいことのどこが悪い
14章 逃げ出すことができない、ダイエット依存
15章 他人の視線で自分を見る瞬間
16章 目に見える傷が必要だった
17章 生きるのも死ぬのも怖くて
18章 私の幸せを願ってくれる人がいるということ
19章 自分と二人だけの対話をする
20章 広がれ、心の中間地帯
21章 他人が私を生きているわけではないのに
22章 偽善も素直さも全て私らしく
23章 自分があるのか、ないのか
24章 柔軟な思考と休む勇気
25章 私自身の輝きを見つめられるように
26章 いずれにしろ人生は続くのだから
おわりに 私はもう私が嫌ではない
【著者紹介】
ペク・セヒ。1990年、韓国・ソウル生まれの女性。文芸創作学科を卒業した後、出版社で5年間勤務した。10年以上、気分変調症(軽度のうつ病)と不安障害を持ち精神科を転々とし、2017年に通いだした病院で薬物治療と相談治療を並行している。一番好きな食べ物は、トッポッキ。
Instagram @sentido90 (本人instagram)
【書籍詳細】
書名:『死にたいけどトッポッキは食べたい 2』
著者:ペク・セヒ/著 山口ミル/訳
発売:光文社
発売日:2020年12月23日(水)
定価:本体1.400円+税
判型:四六判ソフトカバー