【時代劇が面白い】『100日の郎君様』の後半は爽快な逆転劇を期待したい

写真=韓国tvN『100日の郎君様』公式サイトより

 

EXOのD.O.(ディオ)として知られるド・ギョンスは、俳優としても才能が豊かだ。彼が主演する『100日の郎君様』は、毎週日曜日の午後11時からNHKの総合テレビで放送されている。

 

ド・ギョンスがいい
『100日の郎君様』に主演しているド・ギョンスは、2つの顔を演じ分けている。
最初は、世子(セジャ)のイ・ユルとして登場した。過去の不幸な出来事がトラウマとなり、大人になってもいつも不機嫌だった。
結局、悪徳高官によって暗殺されそうになり、村人に助けられた。しかし、記憶喪失になってしまった。
ここから、ド・ギョンスはもう1つの顔を演じることになった。それが、イ・ユルからウォンドゥクに名前を変えた村人だ。

相変わらず、村人になってもウォンドゥクは不機嫌だ。自分が何者であるかがわからないからだ。
ナム・ジヒョンが演じるホンシムという娘と結婚生活を送るのだが、かつて世子だったこともあって働くこともできず、ダメ亭主の烙印を押されてしまう。
ホンシムからすれば、ウォンドゥクはあまりに頼りない夫であった。

しかし、ウォンドゥクにも特別な才能があった。文才が巧みであり、武術にも優れていた。
こうして、ウォンドゥクはホンシムから少しずつ認められるようになった。
それと同時に、王宮にいたときの記憶も断片的に蘇ってきた。こうしてドラマは後半に入っていった。
王宮で暗躍しているのは、悪徳高官のキム・チャオンだ。
この男は、国王を凌ぐほどの権力を持っている。しかもイ・ユルの暗殺を狙い、まるでイ・ユルが死んだかのように企んだ。

こうした展開になれば、ウォンドゥクが記憶を取り戻して、再び王宮に戻っていかなければならない。それがドラマの王道であるだろう。
そして、世子として復帰したイ・ユルは、キム・チャオンを倒さなければならない。
胸がスーッとするような逆転劇を期待したいが、その際のド・ギョンスの演技が見ものだ。
彼は役のうえで、不機嫌だったり、戸惑ったりする場面があまりに多かった。

ド・ギョンスとしても、感情を抑えた演技をしなければならなかった。
そんな場面から、いつド・ギョンスの晴れ晴れとした表情が画面を飾ってくれるだろうか。
世子の韓服がよく似合うだけに、ド・ギョンスの堂々たる演技を後半に向けて楽しみたい。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

 

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コラム提供:ロコレ

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2020.07.08