韓国検察は、Mnet「PRODUCE 101」シリーズの投票操作容疑で起訴されたCJ E&M所属のプロデューサーらに「実刑」を求刑した。
12日、ソウル中央地裁で開かれた公判で検察は、アン・ジュンヨンPD(プロデューサー)に懲役3年、追徴金3600万ウォン(約300万円)を求刑した。
この日、アンPDと共に起訴されたキム・ヨンボムCPも懲役3年が求刑された。アシスタントPDには懲役2年を、そのほかスタッフら5人には懲役1年がそれぞれ求刑された。
アンPDらはMnet「PRODUCE 101」シーズン1からシーズン4の生放送で、視聴者らの有料メッセージ(メール)投票結果を操作し、特定の候補者に利益を与えた容疑を受けている。アンPDはまた、芸能所属事務所の関係者らに数千万ウォン相当の設定を受けていた容疑をもたれている。
検察は求刑について「被告人らは、個人的な利益を追求したのではないが、国民プロデューサーがデビューメンバーを選ぶという基準を設定したにも関わらず、個人の考えでメンバーを操作する発想をした」とし、「これは、放送を私物化したもの」と説明。
その上で「放送は世論を反映するに留まらず、世論を造成し大衆をリードするものと考えれば、誤ったフレームを作り、大衆を混乱させることもある」とし、「この事件をきっかけに、放送・メディア関係者が責任を忘れることなく、社会にとってポジティブな役割を果たすことを期待する」と述べた。
WOW!korea提供