BIGBANG、BLACKPINK、WINNERに集中するYG、マイナスイメージを変えることができるか

様々な犯罪疑惑でダメージを受けたYGエンターテインメント(以下、YG)が、2020年の春とともにイメージ回復を狙う。去年YGは皆を衝撃に追いこんだ「バーニングサンゲート」と共に、性接待、賭博、麻薬など犯法行為といわれる行為に全て関連して言葉通りめちゃめちゃになった。会社が存廃の危機に置かれるほどではなかったが、いつ割れるかわからない薄氷の上を歩くのと同様だった。YGは、心機一転してBIGBANGの完全体での活動、WINNERとBLACKPINKなど好感型のアーティストのカムバックを予告した。すべての宝石を取り出して総動員しようとするYG。しかし冷え切った世論を回復するのは簡単ではなさそうだ。

YGは、去年芸能面よりは社会面にしばしば登場した。BIGBANGの元メンバーであるV.Iが、クラブ「バーニングサンゲート」の主犯として、売春・売春斡旋・横領・脱税・常習賭博・食品衛生法違反などの疑いで非拘束で起訴されてグループを脱退した。
ヤン・ヒョンソク前代表は、性接待疑惑と共にV.Iとともに常習賭博及び為替差益の疑惑を受けた。また2016年にiKON前メンバーB.Iの麻薬事件を隠すために情報提供者を脅迫して証言を覆させたという疑惑も受けて代表の座から退いた。

iKONのメンバーだったB.Iは大麻喫煙疑惑でチームを脱退し、BIGBANGのD-LITEは無許可風俗店運営及び接客・斡旋行為(食品衛生法違反)と売春斡旋と売春(売春処罰法違反)、麻薬取引と投薬などの疑惑を受けたが嫌疑なしと判定された。
YGに対する税務調査が続くと株価は墜落し、所属歌手と俳優に対する不買運動まで続いた。YGに対する大衆の不信は最大であり、イメージは最悪だった。これに対してYGは、赤字事業だった飲食業を整理して化粧品とファッションなどバックアップしていた事業を縮小させた。

危うい状況でYGが取り出したカードは、会社を代表するアーティストのカムバックだった。1月と2月にSECHSKIESとiKONが順にカムバックしたが、アルバムと音源成績はもちろん話題性も低かった。しかし、YGにはBIGBANGとWINNER、BLACKPINKがいる。YGは、BIGBANGのG-DRAGON、T.O.P、SOL、D-LITEとメンバー全員の再契約のニュースと共に完全体での活動、これにWINNER、BLACKPINKのカムバックまで知らせて株価の反騰とイメージの相乗効果を同時に狙っている。

強固なファンと大衆性共に備えたWINNERは、4月9日に3rdフルアルバム「Remember」を発売する。WINNERは、「empty」「REALLY REALLY」「LOVE ME LOVE ME」「EVERYDAY」「MILLIONS」「AH YEAH」などグループの個性が確かで大衆的な歌で音源チャートを掌握した。大衆の愛を受けているWINNERが、大衆の趣向を狙い撃ちして大衆の心を溶かすことができるかに関心が集められている。

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2020.03.21