7月に韓国で4枚目のミニアルバム「H.E.R」を発表したBlock.Bが、 8月30日(土)、31日(日)千葉・舞浜アンフィシアターにてキッス・エンタテインメント主催『2014 BLOCKBUSTER in JAPAN』を開催。5月公演に続き、8月16日(土)、17日(日)には単独コンサートとして初めての大阪公演を成功させ、再び東京のファイナル公演でファンの前に戻ってきた。
取材に訪れた30日(土)、ユニークな服装でオシャレに決めたファンたちは、ファン同士で写真撮影をするなど開演前から盛り上がりを見せていた。女性ファンのみならず男性ファンやカップルなどの姿も多く見られ、年齢性別を問わず幅広いファン層から支持されているBlock.Bの人気の高さがうかがえた。
Block.Bは2011 年 にデビューした 7 人組のグループ。ゴリラダンスなど自由奔放な圧倒的パフォーマンスで人気を得て、2013 年にカエルダンスの 「Very Good」でデビュー後初となる念願のK-POP音源チャート第1位を獲得し、鮮烈なカムバックを果たした。2014年7月23日に発売された4枚目のミニアルバム「H.E.R」は、リーダーのジコがプロデュースを務め、各種音楽配信サイトや地上波、ケーブルテレビの音楽番組でも1位を獲得するなど多くのファンから愛され、約1ヶ月に渡る公式活動を終えたばかり。
ジェヒョ
映画のようなオープニング映像と「Ready Action!」のかけ声でステージの幕があがった。「Very Good」のイントロが流れると大興奮のファン。絶叫に近い歓声の中で、ブラックのタキシード姿でお馴染みのカエルダンスを披露すると「ブロビ!ブロビ!」のファンのかけ声もバッチリ!力強いラップ、パワフルなボーカル、圧倒的なダンスパフォーマンス。3拍子揃った完成されたステージでライブ序盤からファンを惹き付けて離さない。
ビボム
ジコが「Say Block.B!」とファンに投げかけるとファンも「Block.B!」と大きな声で応じ、「Scream Now!」と叫ぶと会場全体が割れんばかりの大歓声に包まれた。大熱狂のまま「ピオ、見せてやれ」とジコが促すと、続く「Halo」。ビートに乗ってファンも黄色いペンライトを持つ手を高く振りあげた。
パクキョン
円形ステージから椅子に座った7人がせり上がると、手にはバラの花を一輪持ち、甘い雰囲気で「Romantically」。回転するステージでお目当てのメンバーが正面にくるのに合わせ、ファンはボードやウチワで愛をアピール。メンバーもそんなファンを笑顔で見つめながら軽やかに歌い上げた。4thミニアルバムからの新曲「珍しい女」を歌いながら椅子から立ち上がると、持っていたバラの花を思い思いにファンへ手渡す。投げるフリをして投げなかったり、早々にファンに手渡したり、バラの渡し方にも7人の個性が見られた。
ジコ
「Do you wanna B?Block.B!こんにちは、Block.Bです」と全員であいさつ。ジコが「Block.B 1st コンサート BLOCKBUSTER in TOKYOにお越しの皆さんを歓迎します!」とあいさつ。続けてメンバーの自己紹介。「すべてのBBC(Block.Bのファン)の愛するカリスマリーダーのジコです!」、「オレの、オレだけのBBC!パクキョンだよ!」、「最近はMCもやってるよ〜。ユグォンです」、「みんな知ってるけど、ラーメン、つけめん、ジェヒョ(『イケメ〜ン!』とファンが合いの手を入れ)、僕ジェヒョだよ!」、「ボーカルでダンスマシーン、ビボムです」、「うまい声のテイルだよ」、「僕は誰?(『ピオ〜』とファン)そうだよ、ピオだよ〜!」と自己紹介も7人7様。
ピオ
ジコは「今日は皆さんが主人公だから思い切り楽しみましょう!」と宣言。テイルが「待ちに待ったBlock.Bのコンサート、楽しむ準備はいつするの?」と問いかけると「今でしょ〜!」とファンも大きな声で応じた。
ジェヒョ
ユニットやソロのコーナーでも個性を発揮したBlock.B。「No Joke」ではブラックのストリート系の衣装にチェンジし、ピオ、パクキョン、ジコが3人3様のラップでファンを魅了。ステージ端ギリギリでこれでもかとファンを煽ると、さらなる大歓声があがった。
ユグォン
ジェヒョ、ビボム、ユグォンによるコミカルなダンスパフォーマンスでもファンを湧かせる。事前に映像と合わせて振り付けの練習をしていたファンも、3人と共にノリノリで踊って盛り上がり、ファンの顔には笑顔があふれた。
そしてテイルは、「君はどこへ」を日本語と韓国語で熱唱。日本語で歌うテイルの声が響き渡ると、会場には静かな感動が広がった。
メンバーの魅力を発揮する見どころがたっぷり用意されたステージにファンも大満足。
再び7人がブラックや赤などを基調にした衣装で現れ、新曲「HER」を披露。中毒性のあるキャッチーな楽曲に銀テープも飛び出すと「JACKPOT」へと続き、Block.Bならではのパフォーマンスで会場のボルテージは最高潮へ達した。
激しいダンスに息があがるメンバー。「お水飲むからちょっと待っててね」と息を切らしながらユグォンが言うと、他のメンバーも「ちょっと待っててくださ〜い」と口々に。ファンもその様子を温かく見守った。
ジコが「東京で初めて『HER』の舞台をできて本当にうれしいです。よかったですか?皆さん、どれだけよかったか叫びましょうか!」と声をかけると、それに応えるファンの大歓声。そして「皆さんのおかげでこの曲が1位になりました!」とうれしい報告も行われた。
またパクキョンが「テイルさんが歌った日本語の歌、切なかったよ〜」とソロ曲について褒めると、テイルは「どうでした?日本で出そうか?考えてみるね(笑)」と照れた。
ユグォンは「僕とジェヒョとビボムのダンス、きゃわたん?」と可愛くアピール。ジェヒョも負けずに「オレがもっときゃわたん!」とさらに愛嬌を示した。
「それでは、“777”、JACKPOTなステージを続いて行きましょうか!これがブロビだぜ!」とパクキョンのかけ声で、終盤の怒濤のステージにエンジン点火!
「Nillili Mambo」、「Mental Breaker」と激しいナンバーの連続で再びアクセル全開。メンバーがジャンプをすれば、ファンもジャンプでその熱狂を共有した。
ジコが「時間は過ぎるのがめっちゃ早いね。アドレナリンがあふれてこのまま朝までいちゃう?」とファンを喜ばせる。最後に一言ずつ、「時間が過ぎるの全然知らなかった。マジで日本のBBCヤバいね(ビボム)」、「2回目だけどこれで最後になる『BLOCKBUSTER』の東京でのコンサート。ますます日本のBBC好きになっちゃったよ(テイル)」、「みんな楽しかった?ほんとに最高!うちら帰っても浮気は駄目よ、ダメダメ〜(ジェヒョ)」、「『BLOCKBUSTER』の最後、みんなが一緒にいてくれて完成できましたね。さみしいけど頑張って活動するのでこれからもよろしく(ユグォン)」、「今日のコンサートほんとに楽しかった。BBCは本当にカワちゃん!応援も最高でした。いつもありがとう、オレもありがとう。本当に可愛いな〜(パクキョン)」、「日本語はたまに忘れるけど、この瞬間は忘れられません。日本語アカンね〜。今日は幸せでした(ピオ)」、「いつも温かい気持ちをいっぱいもらって帰ります。本当に本当にありがとう(ジコ)」と、それぞれの表現でファンに感謝を伝えた。
そして「最後のステージ、楽しむ準備はOK?」とジコの呼びかけでライブもいよいよラストステージへ。「黙ってあげる」、「Be the light」でファンは黄色いペンライトをゆっくり左右に振ってその心地よい歌声に酔いしれ、メンバーもファンの姿を瞳に焼き付けるように見渡しながら、円形ステージはゆっくりと下がっていった。
鳴り止まないアンコールにBlock.Bが再び登場すると、パワフルなゴリラダンスの「Nanrina」、「NICE DAY」、「Very Good (Rock ver)」など最後まで力強いビートとパフォーマンスでファンを魅了した。
映画のようなメイキング映像が流れ、もう終わりかと思いきや再びメンバーが登場!「Movies Over」を歌いながら、ファンとアイコンタクトをとり、また客席後方のファンにも手を振るなど、ライブの余韻をファンとともに楽しむ姿が見られた。「ありがとうございます!」、「バイバイ!」と言ってステージを後にしたBlock.B。
ド派手なパフォーマンスとその裏にある確かな才能と真面目な努力。「できることをやらないなんてStupid!」という彼らは、次のライブではどんなやんちゃな姿を見せてくれるだろうか。
写真提供:© KISS Entertainment lnc.
取材:Korepo(KOREAREPORT INC)
Block.B日本公式サイト http://block-b.jp/