NHKのBSプレミアムで3月3日から韓国時代劇『不滅の恋人』が放送を開始する。このドラマは、韓国の「TV朝鮮」というケーブルチャンネルで2018年5月に放送を終了した『大君~愛を描く』である。
邦題の意図とは?
最近の韓国ではケーブルチャンネルでいいドラマをたくさん放送している。それだけドラマの層が厚くなっていると感じる。
その中からNHKは今回、『大君~愛を描く』を選んだ。ただし、放送するときの邦題は『不滅の恋人』になった。
たとえば、「不滅~」というタイトルの韓国時代劇というと、どうしても『不滅の李舜臣』(2004年から2005年にかけてKBSで放送された)を思い出してしまう。
李舜臣(イ・スンシン)ほどの大ヒーローなら「不滅~」という冠は決してオーバーに感じない。
しかし、創作的な恋愛ドラマに『不滅の恋人』という邦題を付けると、どうしても大袈裟な雰囲気が漂う。
NHKもそれほど力が入っている、と解釈すれば納得できるのだが……。
この『不滅の恋人』の監督は『王女の男』を演出したキム・ジョンミン。やはり、制作スタイルが『王女の男』とよく似ている。
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