「コラム」連載 康熙奉(カン・ヒボン)のオンジェナ韓流Vol.53「NHKの新ドラマは『不滅の恋人』」

歴史的な王宮ロマンス

キム・ジョンミンは、オペラのような音楽を使って場面を盛り上げるのがうまい。しかも、1人の女性をめぐって王子同士が争うという展開も見逃せない。
その王子の2人は、4代王・世宗(セジョン)の二男・首陽大君(スヤンデグン)と三男・安平大君(アンピョンデグン)がモチーフになっている。歴史的にも激しく火花を散らした2人の大君を巧みに人物設定に加えているところが興味深い(ちなみに、「大君」というのは王妃が産んだ王子を意味している)。
なお、韓国での平均視聴率は約3%だった。

地上波ではないケーブルチャンネルなので、この数字は「それなりに」という感じだ。ただし、最終回の第20話は5.6%まではねあがっている。後半に上昇しただけに、視聴者の反応も良かったと考えていい。
主演は『製パン王キム・タック』のユン・シユンと、『オクニョ 運命の女(ひと)』のチン・セヨン。この2人にチュ・サンウクがからんでいく。
さらに、脚本のチョ・ヒョンギョンは『イニョプの道』でおなじみだ。
また、歴史的な人物をモチーフにキャラクターを設定して王宮ロマンスに仕上げている点は、日本の視聴者にも好感をもって迎えられるのではないか。

文=康 熙奉(カン ヒボン)

2019.01.12