ことし4月に契約満了により、K-POPガールズグループ「KARA」(カラ)から脱退したジヨン(知英)が日本で女優業を本格化させることになりそうだ。
21日、ジヨンは本名の「知英」のまま、日本での芸能活動を開始すると伝えられた。
人気女優の堀北真希や黒木メイサらが所属する芸能プロダクション「スウィートパワー」と専属契約を結んだとのこと。
「スウィートパワー」の関係者は、「ジヨンは『KARA』脱退後、イギリスで語学研修を受けると同時に演技の修行を続けてきたが、8月から当社と契約し女優デビューを準備しているところだ」とコメントしている。
まずは、日本でも圧倒的な知名度を誇る「KARA」の名前を活用した宣伝活動がなされると見られており、9月6日にはその一環として埼玉アリーナで行われる「東京ガールズコレクション」にモデルとして参加することが決まっている。
女優としての初出演は、10月以降となる可能性が高いと見られている。
今回の「スウィートパワー」との契約は、前所属事務所の韓国「DSPメディア」を離れて間もない時期から噂されていて、本コラムでも紹介した事がある。本人も「日本好き」と公言していたことや女優業に興味を示していたことから、今回の日本デビューが現実となったようだ。
「KARA」時代の日本ファンの中には今でも彼女を応援するという人が多く、過去にジヨン本人も「恋するメゾン〜Rainbow Rose〜」や「シークレット・ラブ」といった日本のドラマで演技を経験しているので、女優活動も無難にこなしてくれるはず。
ただ、「KARA」から脱退する前後、彼女が脱退理由として発言したコメントの中に、「自分をより発展させるため」、「新しい夢を実現するため」といったフレーズが含まれていたことから、本国韓国では非難の声も上がっている。
とくにネット上では、「イギリスまで留学して結局は日本デビューか」、「片言の日本語で女優として成功するワケがない」というようなアンチファンたちの酷評も寄せられているのだ。
しかし、言葉の問題もあり、これまで日本の映画・ドラマ業界で主演女優として成功した韓国芸能人はまだ現れていないことを考えれば、ジヨンの大きな抱負は評価に値するものではある。
一方、ジヨンは「SUPER JUNIOR」イトゥク、「2AM」チャンミンなどから理想のタイプだと言われており、K-POP男性アイドルの中でも人気が高い。当の本人は「嵐」の松本潤こと「松潤」が好きとバラエティー番組で明かしている。
そして、過去の出演番組では見かけによらず、「悪女とかヒステリックな女性を演じてみたいですね」と語る場面もあったジヨン。
はたして、「『KARA』出身」、「元『KARA』」というレッテルを吹き飛ばし、前代未聞となる「韓国発の日本女優」として活躍することはできるのだろうか。
その未知の領域に挑戦する彼女の勇気に日韓両国のファンが注目している。