チャン・グンソクは兵役に関して4級の判定を受けて、補充役となった。それによって、社会服務要員として兵役を履行する。この4級の判定が意味するものは何なのか。『韓流スターと兵役』(光文社新書)の著者で韓国の兵役事情に詳しい康熙奉(カン・ヒボン)氏に話を聞いた。
兵役は非常にデリケートな問題
……7月6日に所属事務所がチャン・グンソクの兵役に関する公式文章を発表しました。読んでいかがでしたか。
康「正直に言って、驚きました。チャン・グンソクの兵役判定のことが詳しく説明されていましたね。本来、これは個人情報の最たるものであり、韓国で兵役は非常にデリケートな問題です。おそらく、兵役判定のことをここまで表明したのは、チャン・グンソクが初めてではないですか」
……なぜ、ここまで詳しく説明したのでしょうか。
「現役兵ではなく社会服務要員になるということで、兵役判定に疑問を持つ人もいるでしょう。人気スターとして誠実に兵役に向き合っていることを説明したかったし、心配しているファンに向けて現状を報告したかったのでしょう」
……公式文章では、どんな部分に注目しましたか。
「双極性障害(そううつ病)で4級になったということ、再検査を繰り返していたということ、俳優側から入隊延期要請はしていないということですね」
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