人気ガールズグループ「2NE1」のメンバー、パク・ボムが4年前、麻薬の一種であるアンフェタミンを密輸しようとし、仁川空港税関に摘発されていた事実が明らかとなった。
当時、検察はパク・ボムを召喚し調査したが、病気治療の目的でアンフェタミンを持ち込んだことが確認され、立件猶予処置となっていたことが確認された。
1日、仁川地検によるとパク・ボムは2010年10月、国際宅配便でアンフェタミン約80錠を米国から密輸しようとし、仁川国際空港税関により摘発。国内で向精神薬に指定されているアンフェタミンは、中枢神経興奮剤としてヒロポンと呼ばれるメタンフェミンと類似した合成麻薬の一種にあたる。
税関により摘発の事実を通報が入った検察は、正式な事件として受理した後、パク・ボムを呼んで調査したという。
しかし、パク・ボムは病気治療のために米国で医薬品として一般的なアンフェタミンを持ち込んだと釈明。検察は、パク・ボムの米国内の処方箋と国内治療記録などを検討した後、麻薬服用意図はなかったと判断し、事件捜査後およそ40日が経過した同年11月末、パク・ボムについて立件猶予とした。
検察の関係者は「パク・ボムは当時、疾患があったため米国でアンフェタミンを服用していた」とし、「米国では麻薬とはされていないが、韓国では麻薬類に指定されているため、摘発して調査を行った」と説明。
また、立件猶予処置となったことに関して「類似した薬を韓国で購入し服用したが副作用が深刻だったと陳述した。麻薬服用の目的で(アンフェタミンを)持ち込んだのではないと判断され、正式立件はしなかった」と付け加えた。
検察事件事務規則により、事件処理の手順のひとつである立件猶予は、犯罪容疑ではあるが、立件する必要がない場合において下される処置だ。
一方、パク・ボムが所属する「2NE1」は2010年9月から法務部が委嘱した法秩序キャンペーンの広報大使として活動してきた。
WOW!korea提供