文句のつけようがないという。人気アイドルグループ2PMでデビューしてバラエティ番組でも俳優としても活動の領域を大きく広げたテギョンに対する評価だ。内外共に健康的でとても模範的だという言葉が後を絶たない。
ソウル三清洞（サムソンドン）で映画「時間の上の家」のインタビューが行なわれた。多くの俳優がインタビューを行った場所だったが、相手がテギョンだという理由だけで雰囲気がずいぶん変わった。早目に到着して慕わしく取材陣を迎えてくれた彼がいたからだ。

ラウンドインタビューとは言え、俳優と目を合わせながら対話していくというのは簡単なことではない。それでもテギョンとのインタビューの様子は、はっきりと思い出される。限られた時間の中で、できる限り誠実に自身の本音を語ってくれた彼の真心が感じられたからではないだろうか。ただ単に模範的なだけでなく、インタビュー中にジョークも交えて親しみやすい雰囲気を作ってくれた。こんな彼なので、「テギョンは悪役はできないだろう」と周囲の人物が口をそろえて言う理由が理解できる。

「試写会が終わって打ち上げの現場で聞いたんですが、『テギョンに悪役をさせて成功すれば新鮮だろう』という話が出ました。悪役が全くできないだろうと。その場で僕が悪役を引き受けることについて否定的な意見がたくさん出ました」　（2ページに続く）